RISKY (アルバム)
B'zの4枚目のオリジナルアルバム『RISKY』は、1990年11月7日にBMGビクターからリリースされました。このアルバムは、B'zが初めてシングルと同時発売ではない単独でリリースしたアルバムです。また、後にBMGルームス（現:VERMILLION RECORDS）へ発売権が移行しています。
アルバムタイトルの「RISKY」には、「危険を冒してでも何かを手に入れる」という意味が込められており、これはB'zが常に新しい音楽に挑戦するという姿勢を示しています。松本孝弘は、「いい意味で期待を裏切らないといけない」と語り、本作はB'zの音楽性をさらに進化させる挑戦的な作品となりました。
サウンド面では、ハードロックサウンドとデジタルビートの融合が試みられ、90年代初頭のB'zのダンスビート路線における最後のアルバムとなりました。ミックスとマスタリングには、マドンナやスティーヴィー・サラスを手がけたジェイソン・コーサロが起用され、過去の作品よりもさらにハードなサウンドに仕上がっています。また、各曲の曲間がほとんどないという特徴も持ち、アルバム全体を通して一つの流れとして聴けるように工夫されています。
アルバムジャケットのデザインも特徴的で、表・裏ジャケットには先行シングルで使用された「B'z」のロゴマークが使用されています。『RISKY』のロゴも、今回の「B'z」ロゴとトータルでデザインされ、『RISKY』ロゴ上部の凹みに「B'z」マークが配置できるようになっています。初回盤には、ブックレット（写真集）、プラスティック製のスリーブケース、オリジナルテレホンカード応募券、1stビデオ『FILM RISKY』予約券が付属していました。
前作『BREAK THROUGH』の後に発売されたシングル「BE THERE」と「太陽のKomachi Angel」は収録されていません。ただし、アルバム収録曲として制作された「愛しい人よGood Night...」が急遽シングルカットされたため、先行シングルが2作収録されるという、本作特有の構成になっています。
本作から、松本孝弘はサウンドプロデュースだけでなく、全面プロデュースを手掛けるようになり、より作品への関与を深めています。映像作品『FILM RISKY』では、本作のプロモーション・ビデオに加え、レコーディング風景やオフショットなどを見ることができます。
アルバムはB'zにとって初のオリコン首位を獲得し、ミリオンセラーも達成しました。これは、B'zがその後の音楽活動において、常にトップを走り続けるための重要な足掛かりとなりました。また、2018年には、結成30周年を記念して『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化もされています。
1. RISKY
2. GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
3. HOT FASHION -流行過多-
4. EASY COME, EASY GO! -RISKY Style-
5. 愛しい人よGood Night...
6. HOLY NIGHTにくちづけを
7. VAMPIRE WOMAN
8. 確かなものは闇の中
9. FRIDAY MIDNIGHT BLUE
10. It's Raining...
11. HOT FASHION -流行過多- (LIVE ver.) 台湾盤、香港盤のみ収録
12. EASY COME, EASY GO! (LIVE ver.) 台湾盤、香港盤のみ収録
RISKY：表題曲であり、インストゥルメンタル曲。稲葉浩志のセリフで終わり、次の曲に繋がります。
GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-：贅沢な年上の女性に好かれようと努力する男性の姿を描いた歌詞が特徴。ライブでの演奏回数が多く、2020年の無観客配信ライブで約12年ぶりに演奏されました。
HOT FASHION -流行過多-：ニューヨークで撮影されたPVが話題に。発売当時は頻繁に演奏されていましたが、2007年のツアーで約14年ぶりに演奏されました。
EASY COME, EASY GO! -RISKY Style-：6thシングルのアルバムバージョン。ジェイソン・コーサロによってミックスされています。
愛しい人よGood Night...：7thシングル。アルバム収録曲として制作されましたが、ドラマ関係者に気に入られ急遽シングルカットされました。
HOLY NIGHTにくちづけを：『B'z LIVE-GYM "Pleasure '91"』で演奏されました。
VAMPIRE WOMAN：主人公の男性が女性（バンパイア・ウーマン）に誘惑され、その魅力に夢中になっていくという設定。稲葉が男性の声を、坪倉唯子が女性の声を担当しています。後にZ'bとしてセルフカバーされています。
確かなものは闇の中：本作の制作過程で最初に完成した楽曲。ライブでは未演奏です。
FRIDAY MIDNIGHT BLUE：稲葉がタクシードライバーから聞いた話を元に作詞。松本のお気に入りの歌詞のひとつです。
It's Raining...：曲のほとんどが稲葉による語りで構成されています。歌詞カードにはサビ部分の歌詞しか記載されていません。
松本孝弘:ギター、作曲・編曲
稲葉浩志:ボーカル、作詞
明石昌夫:マニピュレーター、編曲
青山純:ドラム（#2-6.8.9）
小野塚晃:キーボード（#10）
古村敏比古:サックス（#8）
坪倉唯子:コーラス（#7）
Paris:コーラス（#10）
『RISKY』は、B'zがその後の音楽活動を飛躍させる上で重要な転換点となった作品であり、彼らの音楽性を語る上で欠かせない1枚と言えるでしょう。
アルバムタイトルの「RISKY」には、「危険を冒してでも何かを手に入れる」という意味が込められており、これはB'zが常に新しい音楽に挑戦するという姿勢を示しています。松本孝弘は、「いい意味で期待を裏切らないといけない」と語り、本作はB'zの音楽性をさらに進化させる挑戦的な作品となりました。
サウンド面では、ハードロックサウンドとデジタルビートの融合が試みられ、90年代初頭のB'zのダンスビート路線における最後のアルバムとなりました。ミックスとマスタリングには、マドンナやスティーヴィー・サラスを手がけたジェイソン・コーサロが起用され、過去の作品よりもさらにハードなサウンドに仕上がっています。また、各曲の曲間がほとんどないという特徴も持ち、アルバム全体を通して一つの流れとして聴けるように工夫されています。
アルバムジャケットのデザインも特徴的で、表・裏ジャケットには先行シングルで使用された「B'z」のロゴマークが使用されています。『RISKY』のロゴも、今回の「B'z」ロゴとトータルでデザインされ、『RISKY』ロゴ上部の凹みに「B'z」マークが配置できるようになっています。初回盤には、ブックレット（写真集）、プラスティック製のスリーブケース、オリジナルテレホンカード応募券、1stビデオ『FILM RISKY』予約券が付属していました。
前作『BREAK THROUGH』の後に発売されたシングル「BE THERE」と「太陽のKomachi Angel」は収録されていません。ただし、アルバム収録曲として制作された「愛しい人よGood Night...」が急遽シングルカットされたため、先行シングルが2作収録されるという、本作特有の構成になっています。
本作から、松本孝弘はサウンドプロデュースだけでなく、全面プロデュースを手掛けるようになり、より作品への関与を深めています。映像作品『FILM RISKY』では、本作のプロモーション・ビデオに加え、レコーディング風景やオフショットなどを見ることができます。
アルバムはB'zにとって初のオリコン首位を獲得し、ミリオンセラーも達成しました。これは、B'zがその後の音楽活動において、常にトップを走り続けるための重要な足掛かりとなりました。また、2018年には、結成30周年を記念して『DINOSAUR』までのオリジナル・アルバムと共にアナログレコード化もされています。
収録曲
1. RISKY
2. GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-
3. HOT FASHION -流行過多-
4. EASY COME, EASY GO! -RISKY Style-
5. 愛しい人よGood Night...
6. HOLY NIGHTにくちづけを
7. VAMPIRE WOMAN
8. 確かなものは闇の中
9. FRIDAY MIDNIGHT BLUE
10. It's Raining...
11. HOT FASHION -流行過多- (LIVE ver.) 台湾盤、香港盤のみ収録
12. EASY COME, EASY GO! (LIVE ver.) 台湾盤、香港盤のみ収録
楽曲解説
RISKY：表題曲であり、インストゥルメンタル曲。稲葉浩志のセリフで終わり、次の曲に繋がります。
GIMME YOUR LOVE -不屈のLOVE DRIVER-：贅沢な年上の女性に好かれようと努力する男性の姿を描いた歌詞が特徴。ライブでの演奏回数が多く、2020年の無観客配信ライブで約12年ぶりに演奏されました。
HOT FASHION -流行過多-：ニューヨークで撮影されたPVが話題に。発売当時は頻繁に演奏されていましたが、2007年のツアーで約14年ぶりに演奏されました。
EASY COME, EASY GO! -RISKY Style-：6thシングルのアルバムバージョン。ジェイソン・コーサロによってミックスされています。
愛しい人よGood Night...：7thシングル。アルバム収録曲として制作されましたが、ドラマ関係者に気に入られ急遽シングルカットされました。
HOLY NIGHTにくちづけを：『B'z LIVE-GYM "Pleasure '91"』で演奏されました。
VAMPIRE WOMAN：主人公の男性が女性（バンパイア・ウーマン）に誘惑され、その魅力に夢中になっていくという設定。稲葉が男性の声を、坪倉唯子が女性の声を担当しています。後にZ'bとしてセルフカバーされています。
確かなものは闇の中：本作の制作過程で最初に完成した楽曲。ライブでは未演奏です。
FRIDAY MIDNIGHT BLUE：稲葉がタクシードライバーから聞いた話を元に作詞。松本のお気に入りの歌詞のひとつです。
It's Raining...：曲のほとんどが稲葉による語りで構成されています。歌詞カードにはサビ部分の歌詞しか記載されていません。
参加ミュージシャン
松本孝弘:ギター、作曲・編曲
稲葉浩志:ボーカル、作詞
明石昌夫:マニピュレーター、編曲
青山純:ドラム（#2-6.8.9）
小野塚晃:キーボード（#10）
古村敏比古:サックス（#8）
坪倉唯子:コーラス（#7）
Paris:コーラス（#10）
『RISKY』は、B'zがその後の音楽活動を飛躍させる上で重要な転換点となった作品であり、彼らの音楽性を語る上で欠かせない1枚と言えるでしょう。
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