ROMANTIC NIGHT

『ROMANTIC NIGHT〜炎の誓い』は、浜田麻里が1983年12月16日にリリースした2枚目のアルバムです。前作『Lunatic Doll〜暗殺警告』から約8ヶ月ぶりのリリースで、前作に引き続きLOUDNESSの樋口宗孝がサウンドプロデュースを担当しました。

このアルバムには、浜田麻里の代表曲が多数収録されており、彼女自身も強い思い入れを持っている作品です。しかし、発売前後に彼女が1ヶ月入院した影響で、十分なプロモーション活動を行うことができませんでした。その結果、発売当初はあまり注目されなかったと彼女は語っています。

当時の音楽雑誌のインタビューでは、彼女の音楽性よりも見た目に関する質問が多く、彼女は「ミス・コンテストの応募者ではない」と不満を漏らしていました。しかし、マネージャーの働きかけにより、音楽雑誌『Player』の人気投票で1位を獲得するなど、徐々に音楽的な評価が高まっていきました。

一方、ヘヴィロック系の音楽雑誌からは、依然として冷遇されていたようです。それでも、彼女の音楽性は確かなものであり、『CDジャーナル』では、1stアルバムと同時期に評価され、「独自のハイトーン・ヴォイスやロング・ヴィブラートといった“麻里節”がすでに完成されている」と評しています。初期の2作に関しては100%満足できるはずだと、その完成度を高く評価しています。

アルバムには、樋口宗孝（Drums）、北島健二と松沢浩明（Guitar）、長沢ヒロと鳴瀬喜博（Bass）、中島優貴（Keyboards）といったミュージシャンが参加しています。浜田麻里はVocal & Chorusを担当しました。

このアルバムは、LPレコード盤とCD盤でリリースされました。収録曲は同一です。現在では、音楽配信サービスなどでも聴くことができます。

『ROMANTIC NIGHT〜炎の誓い』は、浜田麻里の音楽キャリアにおいて重要な作品であり、彼女の初期の音楽性を知る上で欠かせない一枚です。彼女のハイトーンボイスとヘヴィメタルサウンドが融合したこのアルバムは、多くのファンを魅了し続けています。

アルバムのリリース後、浜田麻里は、ビーイングに所属し、さらに活動の幅を広げていきました。このアルバムは、彼女の音楽的な成長と成功の礎となった作品と言えるでしょう。

関連情報として、Mari Hamada Official Siteで紹介ページが公開されています。また、このアルバムは、脚注、注釈、出典などを含め、詳細な情報が公開されています。興味のある方はぜひ、調べてみてください。

このアルバムを聴くことで、浜田麻里の初期の音楽への情熱と才能を感じ取ることができるでしょう。彼女の音楽の歴史を語る上で、このアルバムは非常に重要な位置を占めていると言えます。

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