S002

S002：コンパクトで女性向けのau携帯電話

S002は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランド向けに開発したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。型番はSO002で、特に女性ユーザーを意識したコンパクトな折りたたみデザインが特徴です。

概要

S002は、ロングセラーとなったW64Sの後継機として登場しました。W64Sと同様にグローバルパスポートGSMに対応しており、海外での利用も可能です。特筆すべきは、ワンセグチューナーを搭載した携帯電話として世界最小サイズを実現した点です。これにより、携帯性に優れ、どこへでも気軽に持ち運べます。

また、S002はソニー・エリクソン製のCDMA2000 1xEV-DO Rel.0、およびKCPに対応したau携帯電話としては最終機種となっています。チップセットには米クアルコム社製の「MSM6550」が採用されており、これも同チップセットを搭載したau携帯電話としては最後の機種です。

沿革

S002は、以下の日程で発売および販売終了となりました。

2009年8月25日：電気通信端末機器審査協会（JATE）を通過
2009年10月19日：KDDIおよびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（当時）より公式発表
2009年10月30日：全国で一斉発売開始
2010年5月：関東、関西、四国、沖縄地区を除く地域で販売終了
2010年6月：四国地区で販売終了
2010年8月：関西、沖縄地区で販売終了
2010年11月：関東地区で販売終了

販売開始から約1年で全ての地域での販売を終了しており、比較的短期間で市場から姿を消した機種と言えます。

機能・対応サービス

S002は音声通話に特化した端末であり、基本的な機能とサービスを搭載しています。ただし、GSM（海外）モード時は利用できない機能・サービスも存在します。

主な機能・対応サービス
音声通話
メール
ワンセグ視聴
GSM（海外）ローミング

※GSM（海外）モード時は利用できない機能・サービスには☆印が付与されています。

関連項目

W64S：S002の先代機種。
S007：S002の後継機種。

注

S002は、特にコンパクトさとデザイン性を重視した携帯電話です。 ワンセグチューナーを搭載しながらも、小型化を実現した点は特筆に値します。また、ソニー・エリクソン製のau携帯電話としては最終機種の一つであり、同社の技術力を示す一台と言えるでしょう。

外部リンク

S002 | 2009年 | 製品アーカイブ | au

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