W64S

W64Sについて

W64Sは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現：ソニーモバイルコミュニケーションズ）が開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話からauブランドで発売されたCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。2008年春モデルとして登場したW62Sの後継機種であり、デザインテーマには「艶（あでやか）」が掲げられました。

デザインと機能

W64Sは、W62Sにはなかったワンセグ機能が搭載され、カメラの画素数も319万画素に向上しました。また、形状は回転2軸型の折りたたみ式に変更され、前モデルより2mm薄型化されています。デザイン面では、メッキパーツとクリアパーツを多用し、メインディスプレイ背面にはサブディスプレイの代わりに特徴的なイルミネーションが配置されました。サウンド面では、W62Sと同様にKCPが採用され、ステレオスピーカーではなくモノラルスピーカーが搭載されています。キーライトは盤面が発光するタイプですが、「ラティス×ブラック」モデルのみ文字が発光します。

沿革

2008年8月27日：電気通信端末機器審査協会（JATE）の認定を取得。
2008年10月27日：KDDIおよびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズから公式発表。
2008年1[[1月1日]]：全国で一斉発売開始。
2009年6月11日：四国、九州、沖縄地区でフラワーピンクとシャインゴールドが追加発売。
2009年6月12日：上記以外の地域でフラワーピンクとシャインゴールドが追加発売。
2009年10月：販売終了。

評価と実績

W64Sは、デザインだけでなく、機能性、操作性、レスポンスにおいてもバランスが取れており、高い評価を受けました。ITmediaのau向け携帯売り上げランキングでは、長期にわたり安定した順位を確保し、2009年春季から秋季には数週間にわたり首位を獲得しました。2010年1月の時点では、au向けのソニー・エリクソン製端末として最も販売台数が多く、2008年秋冬モデルの中で最もロングセラーとなった機種です。

対応サービス

W64Sは、以下のサービスに対応していました。GSM（海外）モードでは一部機能が利用できません。

GSMローミング対応
au LISTEN MOBILE SERVICE（ビデオクリップ対応）
au Smart Sports
着うたフル
EZ待ちうた
EZテレビ（ワンセグ）
EZ FeliCa
EZニュースフラッシュ
EZニュースEX（Web版のみ対応）
EZチャンネルプラス
EZナビウォーク
EZ助手席ナビ
安心ナビ
災害時ナビ（[GSM]モード設定時は「避難所マップ」が利用不可）
緊急地震速報
緊急通報位置通知
モバイルSuicaアプリ
じぶん銀行アプリ
EZチャンネル
赤外線通信
EZケータイアレンジ
EZアプリ(BREW)
オープンアプリプレイヤー
PCサイトビューアー
PCドキュメントビューアー
デコレーションメール
絵しゃべりメール
ラッピングメール
Touch Message

不具合

2008年1[[1月1日]]に、以下の不具合を修正するためのケータイアップデートが実施されました。

EZアプリ (BREW) 起動中に「電源/終了」キーを押下し、EZアプリ (BREW) 終了の確認画面を表示すると、その後の操作で「電源/終了」キーの短押しが効かなくなる場合がある。

関連情報

W62S：先代機種
[S002]：後継機種
BRAVIA Phone U1(SOY02)：W64Sのデザインコンセプトを発展させたハイエンド機種

外部リンク

W64S | 製品アーカイブ | au
* 「W64S」 レビュー（ケータイWatch）

もう一度検索