SBC News6

SBC News6（エスビーシー ニュースシックス）

概要

『SBC News6』は、長野県を放送エリアとする信越放送（SBCテレビ）が、平日夕方の時間帯に生放送していたローカル報道番組です。2008年3月31日に前番組『NEWS キャッチ!』から引き継ぐ形で放送を開始し、翌2009年3月27日に終了しました。番組の正式なタイトルロゴは「SBC NEWS6」と全て大文字で表記され、視聴者や関係者からは略称として「N6」（エヌロク）とも呼ばれていました。

この番組は、信越放送が2008年4月に行った帯番組の大幅な改編に合わせてスタートしたものです。特に夕方の時間帯を報道強化の要と位置づけ、同時刻にJNN系列としてネットを開始したTBS制作のワイド番組『イブニング・ファイブ』（月曜 - 金曜 16:52 - 17:50）と連携する形で、「夕方は報道のSBC」というスローガンを掲げ、地域の最新ニュースや情報を詳しく伝えることを目指しました。

約1年間の放送を終えることになった背景には、キー局であるTBSが2009年春の番組改編で新しい報道番組『総力報道!THE NEWS』を開始することが決定した影響があります。これにより、『SBC News6』は発展的に解消され、後番組として『総力報道!THE NEWS SBC』がスタートしました。この後番組は、TBS発の『総力報道!THE NEWS』に内包されるローカルニュースパートという形式をとることになりました。

放送期間と時間

番組は2008年3月31日から2009年3月27日まで、毎週月曜日から金曜日までの平日夕方に放送されました。
公式な放送時間帯は18時16分から18時55分までとされていましたが、番組冒頭に1分間のCMが挿入されたため、実質的な番組開始時刻は18時17分でした。この約40分弱の時間枠で、長野県内のローカルニュースや気象情報などが伝えられました。

出演者

番組のメインキャスターは、前番組『NEWS キャッチ!』に引き続き、信越放送の記者であり、ニュースデスクも兼任していた丸山隆之と、SBCアナウンサーの中澤佳子が担当しました。気象予報士としては、同じく前番組から継続して松元梓が出演し、県内の天気予報を担当しました。

なお、中澤佳子アナウンサーが産前産後休業のため番組を一時離れた期間（2008年6月19日から同年11月14日まで）には、SBCアナウンサーの牛山美耶子が月曜日から水曜日まで、当時SBCアナウンサーだった久保田祥江が木曜日と金曜日を担当し、キャスター業務を代行しました。

番組の特徴

『SBC News6』のスタジオセットや番組内のテロップデザインは、前番組『NEWS キャッチ!』と比較して、全体的に青色と赤色を基調としたデザインが多用されていました。これは、同時期に放送が開始されたTBSの『イブニング・ファイブ』と視覚的なデザインの統一性を図る意図があったためです。

例えば、番組のオープニングCGには、『イブニング・ファイブ』のシンボルマークである「e」のロゴが取り入れられていました。また、番組内で使用されるテロップの主なフォントには、『イブニング・ファイブ』でも用いられていた「ニューロダン」が採用されていました。ただし、このような視覚的な共通性は見られましたが、番組自体は『イブニング・ファイブ』の一部として放送される形式ではなく、完全に独立した一本の報道番組として制作・放送されていました。

番組の制作には、信越放送の主要株主の一つである信濃毎日新聞社が協力していました。

関連項目

信毎ニュース
SBCニュース
イブニング・ファイブ
JNNイブニング・ニュース
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