SH-03M

キッズケータイ SH-03M について

キッズケータイ SH-03Mは、シャープが開発し、NTTドコモから発売された子供向けの携帯電話です。ドコモのキッズ・ジュニアシリーズの一つとして、子供の安全と成長をサポートする様々な機能が搭載されています。この端末は、第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応したデュアルモード端末です。

概要

SH-03Mは、キッズケータイの第7弾として発売されたF-03J（富士通コネクテッドテクノロジーズ製）の後継機種です。キッズケータイとしては約2年10ヶ月ぶりの新機種となり、シャープとしては初のキッズケータイとなります。以前は「スマートフォン for ジュニア」というスマートフォンモデルが発売されていましたが、キッズケータイとしては初の試みです。

特徴と機能

SH-03Mは、従来のキッズケータイの機能を継承しつつ、新しい機能も追加されています。

防犯ブザー: F-03Jと同様に、ストラップ式の防犯ブザーが搭載されています。
連絡先制限: 通話発信とSMS送信は、登録された連絡先のみに制限されています。
Bluetooth連携: スマートフォンとの連携が可能で、専用アプリ「キッズつながリンク」を使用します。
通知機能: 「おかえり通知」や「みまもりアラート」に加え、スマートフォンから待受画像を転送する機能が追加されています。
耐久性: 防水（IPX5/IPX8）、防塵（IP6X）性能に加え、泡タイプのハンドソープでの洗浄も可能です。アメリカ国防総省のMIL規格（MIL-STD-810G）に準拠した耐衝撃性能も備えています。画面にはアクリル素材が使用され、本体はキズが目立ちにくい設計となっています。
ディスプレイ: 3.4インチのQuarter HDディスプレイを採用し、タッチパネル式に変更されました。これにより、スマートフォンに近い操作感を実現しています。
成長に合わせた機能: 漢字変換機能は小学校学習指導要領の「学年別漢字配当表」に準拠し、学年が進むにつれて変換候補が増えます。また、めざまし、連絡先、予定などの機能は設定変更により利用可能となります。
通信機能: キッズケータイとして初めてXiとVoLTEに対応し、高音質な通話が可能になりました。また、「おかえり通知」のために無線LANが搭載されました。
OSとアプリ: Android OSをベースとしており、ギャラリーやAndroid System WebViewなどのアプリがプリインストールされています。ただし、子供向け端末のため、Google Playなどの主要アプリは省かれています。ADB経由でアプリを起動できます。

歴史

2019年10月11日: 2019-2020年冬春モデルとして開発発表。
2020年1月8日: 発売日を発表。
2020年1月17日: 発売開始。

アップデート情報

SH-03Mは、発売後も継続的にアップデートが行われています。以下は主なアップデート内容です。

2020年2月18日: 品質改善。
2020年5月28日: 画面ロックとイマドコサーチの不具合を改善。
2020年8月4日: 「キッズつながリンク」の不具合を改善。
2020年11月30日: 災害用伝言ダイヤルの利用、連絡先外の番号への発信許可、めざまし音源の追加、メッセージアプリの不具合を改善。
2021年1月13日: 品質改善。
2021年4月19日: 画面ロックの不具合を改善。
2021年9月18日: 品質改善。
2021年12月16日:品質改善。
2022年5月23日: イマドコサーチの移動みまもり検知の測位精度を向上。

関連情報

F-03J: 前機種である富士通コネクテッドテクノロジーズ（現:FCNT）製のキッズケータイ。
キッズケータイ: ドコモの子供向け携帯電話シリーズ。

外部リンク

キッズケータイ SH-03M | キッズ・ジュニア | 製品 | NTTドコモ
* キッズケータイ SH-03M docomoの特長｜AQUOS：シャープ

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