SH-04E

docomo with series AQUOS PHONE EX SH-04E

docomo withシリーズに属するAQUOS PHONE EX SH-04E（ドコモ ウィズシリーズ アクオスフォン イーエックス エスエイチゼロヨンイー）は、シャープが開発した、NTTドコモのデュアルモード端末です。このスマートフォンは、第3.9世代移動通信システム（Xi）と第3世代移動通信システム（FOMA）に対応しており、広範囲な通信環境を実現します。

概要

AQUOS PHONE si SH-01Eの後継機として位置づけられています。女性ユーザーを意識したデザインや機能性が特徴ですが、従来モデルよりもやや大型化し、パフォーマンスが向上しました。特に、クアッドコアCPUを搭載しており、処理能力が大幅に改善されています。このスマートフォンは、競合他社のフラッグシップモデルと同等のスペックを誇り、特にディスプレイ解像度やバッテリー容量以外は優れていると言えます。

本機は4.5インチのHDディスプレイを採用し、狭額縁設計により幅はわずか64mmです。このため、小さな手でも扱いやすく、女性にとっても非常にユーザーフレンドリーな設計となっています。また、背面は緩やかなカーブを描いており、持ちやすさが考慮されています。さらに、本体の下部にはカスタマイズ可能なイルミネーションが搭載されており、単調になりがちな通知ランプに対して彩りを与えます。これは、フィーチャーフォンのような凝ったデザインが施されており、他のスマートフォンとは異なる印象を与えます。

主な機能

特筆すべきは、シャープと資生堂が協力して開発したプリインストールアプリ「ビジンメークナビ」です。このアプリでは、顔をインカメラで映すだけで、資生堂のメーキャップブランド「MAQuillAGE」の製品を使ったバーチャルメークを体験できる機能が提供されています。これにより、ユーザーは自分のルックを簡単に試すことができ、外出前の準備が楽しくなります。

バッテリーは2000mAhで、取り外しは可能です。この容量は一般的には少なめですが、シャープ独自の省エネ技術によって、連続通話時間は長く保たれています。また、ユーザーがカスタマイズ可能な省エネアプリ「エコ技」も搭載されており、電力消費をさらに抑えることができます。充電についても、おくだけ充電に対応しているため、利便性が高まります。

NFC決済にも対応しており、ドコモ ピンクminiUIMを使用することで、Type A/Bでの決済が可能です。しかしながら、兄弟機種のAQUOS PHONE ZETA SH-02Eとは異なり、NOTTVには非対応となっています。また、無線LANの5GHz帯（IEEE802.11a/n）にも未対応で、IGZO液晶も搭載していません。一方で、このSH-04Eはバッテリーが取り外せるため、ユーザーに選択肢を提供しています。

歴史

AQUOS PHONE EX SH-04Eは、2013年1月22日にNTTドコモによって発表され、翌日の1月23日から事前予約が開始されました。そして、1月25日に正式に発売を開始しました。リリース後は、いくつかのアップデートが行われ、不具合修正や機能改善が図られました。

具体的なアップデートの例として、2013年5月29日のアップデートでは、カメラ起動時に強制終了する問題が修正されました。また、タッチパネル操作後に画面が点灯し続ける場合の改善や、インターネット接続の不具合も次々とアップデートを通じて解決されていきました。

結論

全体として、docomo withシリーズのAQUOS PHONE EX SH-04Eは、スペック、機能性、デザインなど、女性ユーザーをターゲットにした魅力的な端末です。シンプルで使いやすく、高機能を求める方々にとって、非常に競争力のある選択肢と言えるでしょう。

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