SH-08E

ドコモ タブレット AQUOS PAD SH-08E

ドコモ タブレット AQUOS PAD SH-08E（以下、SH-08E）は、NTTドコモの第3.9世代移動通信システムであるXiと第3世代移動通信システムFOMAを同時に利用できるデュアルモードタブレットです。製造はシャープが手掛けており、ドコモ向けのタブレット端末として革新性があります。

機能と特徴

SH-08Eは、フルセグ放送の視聴や録画ができる機能を備えており、これが大きな特徴です。ただし、データ放送には対応していないため、ワンセグでのみ利用可能です。録画は本体メモリと外部メモリの両方に行うことができ、外部メモリを使用する場合は特にmicroSDXCカードを推奨しています。これにより、再生時に映像や音声が一時的に途切れることがある問題を回避できます。

また、付属の卓上ホルダにはアンテナ端子があり、別売のアンテナケーブルを接続することで自宅の電波環境に応じて安定した視聴が可能になります。タブレットとしての機能だけでなく、音声通話もサポートされており、様々な使用シーンに対応します。ただし、おサイフケータイやおくだけ充電技術には非対応です。

バッテリーは4,200mAhの大容量ですが、取り外しはできず、交換時には有償の預かり修理が必要です。この際の費用は7,800円（税別）となります。

アプリと利用可能な機能

SH-08Eには複数のアプリがあらかじめ搭載されており、これによりエンターテインメントや日常的な作業が効率よく行えます。タッチパネルの操作性が重要なため、今後のアップデートによって改善が行われる予定です。

歴史と発売

SH-08Eは、2013年5月15日にNTTドコモから発表され、同年7月26日に予約が開始されました。そして8月2日に発売されました。その後も定期的にアップデートが行われており、2013年9月にはタッチパネルのレスポンス改善や、新機能の追加がありました。

アップデートの概要

2013年9月2日にはタッチパネルの操作性向上やMHL出力機能の追加が行われ、同年12月には本体のタッチパネルが正しく操作できない不具合の修正がなされました。2014年9月3日には保護ケース装着時の不具合に対処したアップデートが実施されました。このように、発売後もユーザーのフィードバックを受けて改良が続けられています。

競合製品とその関係

SH-08Eには兄弟機種として、AQUOS PHONEやAQUOS PHONE ZETA SH-06E、SH-06Fなどが存在します。これらのデバイスは異なる機能を持ちながらも、同じくIGZO液晶を搭載しています。また、初代モデルであるAQUOS PAD SHT21はau向けとしてリリースされており、SH-08Eとは異なる市場戦略を取っています。

まとめ

AQUOS PAD SH-08Eは、ドコモのタブレットラインナップにおいて非常にユニークな存在です。フルセグ放送の受信と録画機能を取り入れ、スマートフォン並みの音声通話も可能となっているため、ユーザーの様々なニーズに応える仕様となっています。今後のアップデートや機能追加にも期待がかかります。

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