SH821i

Super Doccimo SH821i（スーパー ドッチーモ エス エイチ はち にー いち アイ）は、シャープが製造し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話（mova）とPHS（ドッチーモ）の機能を兼ね備えた端末です。2000年に登場した「スーパードッチーモ」シリーズの第一弾として発売されました。

概要

この端末は、NTTドコモのドッチーモシリーズとして、携帯電話とPHSの両方の通信機能を一台に集約したモデルです。さらに、iモードに対応した「スーパードッチーモ」シリーズとして登場しました。シャープ初のiモード対応端末であり、スーパードッチーモシリーズとしては唯一の機種となっています。

スーパードッチーモシリーズの中で、唯一カラー液晶を搭載しており、発売当時は非常に画期的でした。着信メロディは3和音に対応しています。

歴史

Super Doccimo SH821iの開発と発売には、以下のような経過を辿っています。

2000年1月31日：テレコムエンジニアリングセンター（TELEC）による技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号：WAB0005、JZAB0010）。
2000年2月21日：電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号：A00-0155JP、J00-0045）。
2000年3月30日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号：WAB0006）。
2000年4月8日：SO502iと共にドコモから発表されました。
2000年6月1日：発売開始。
2002年9月4日：TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号：01WAB1008、01JZAB1010）。
2008年1月7日：PHSサービスの終了に伴い、この日以降はmovaサービスのみ利用可能となりました。
2012年3月31日：movaサービスが終了し、本端末の利用は完全に終了しました。

Super Doccimo SH821iは、携帯電話とPHSの両方の機能を一台で利用できるという利便性から、発売当時は注目を集めました。しかし、PHSとmovaのサービス終了に伴い、現在は利用することができなくなっています。

外部リンク

* ケータイWatchの記事: NTTドコモ SH821i

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