SO502i

DoCoMo by Sony SO502iは、ソニー（現在のソニーモバイルコミュニケーションズ）が製造し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話(mova)端末です。この機種は、ソニーが初めてiモードに対応した端末であり、502iシリーズの中では最後にリリースされました。

特徴

この端末の大きな特徴の一つは、液晶画面がモノクロであるにもかかわらず、バックライトの色を水色、青、緑、黄、赤、紫の6色に変更できる点です。これにより、ユーザーは自分の好みに合わせて端末の雰囲気をカスタマイズすることができました。

さらに、画面下部に「センタージョグダイヤル」が搭載されており、従来の側面にあったジョグダイヤルに比べて操作性が大幅に向上しました。このセンタージョグダイヤルは、片手での操作を容易にし、快適なブラウジングやメニュー操作を実現しました。

変換には「モバイルWnn」が採用されており、当時としては高度な日本語入力体験を提供しました。着信メロディは3和音に対応しており、多彩な着信音を楽しむことができました。

preminiが登場するまで、このSO502iはドコモ向けのソニー製端末としては最後の非折りたたみ型でした。そのデザインは、多くのユーザーに愛され、ソニーの携帯電話デザインの一つの象徴とも言える存在でした。

歴史

2000年2月18日: [テレコムエンジニアリングセンター]による技術基準適合証明の工事設計認証を取得（工事設計認証番号WAA0051）。
2000年3月1日: 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得（設計認証番号A00-0188P、J00-0053）。
2000年3月15日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得（工事設計認証番号WAA0058）。
2000年5月24日: SH821iとともにドコモから発表され、注目を集めました。
2000年6月1日: 満を持して発売され、多くのユーザーに迎えられました。
2012年3月31日: movaサービスが終了し、この日をもって使用できなくなりました。movaのサービス終了は、一つの時代の終わりを告げ、多くの人々に惜しまれました。

関連機種

SO502iWM: 同じくソニー製のmova端末。
SO503i: 後継機種。

外部リンク

* ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO502i - ケータイWatchの記事で、当時の詳細な情報が掲載されています。

DoCoMo by Sony SO502iは、その革新的なデザインと機能性で、当時の携帯電話市場に大きな影響を与えました。特に、センタージョグダイヤルは、後のソニー製携帯電話にも継承されることになり、その操作性の高さは多くのユーザーに支持されました。また、バックライトの色の変更機能は、ユーザーに自分だけの携帯電話を持つという満足感を与えました。movaサービスの終了により、その役割を終えましたが、その革新的なデザインと機能は、今もなお語り継がれています。

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