SHL22

AQUOS PHONE SERIE SHL22の詳細

AQUOS PHONE SERIE SHL22（アクオス フォン セリエ エスエイチエル ニーニー）は、日本のシャープが開発したスマートフォンで、KDDIおよび沖縄セルラー電話が展開するauブランド向けに販売されています。この端末は、CDMA 1X WINおよび第3.9世代移動通信システム（au 4G LTE）に対応しており、現代の通信環境に適した製品となっています。

概要

このモデルは、先代のSHL21の後継機種として位置づけられており、au向けのAQUOS PHONEシリーズでは初めてクアッドコアのCPUを搭載しています。また、IGZO液晶を採用し、高速かつ高精細な画面表示が可能になっています。特に、AQUOS PADシリーズのタブレット端末SHT21においてIGZO液晶を早くから採用していたことも見逃せません。

SHL22は、兄弟機種であるSH-06Eと比較して、液晶の解像度がHDである一方、SH-06EはフルHD解像度を持っています。つまり、SHL22はSH-02Eの液晶の仕様を踏襲している形となっています。この端末はトライバンドLTEにも対応しており、最高で100Mbpsのデータ通信速度を実現しています。加えて、本機のSAR（Specific Absorption Rate）値は0.282W/kgであり、2013年7月現在、iPhoneを除くauスマートフォンとしては2番目に低い数値となっています。

沿革

AQUOS PHONE SERIE SHL22は、2013年5月20日にKDDIおよびシャープより公式に発表されました。その後、2013年7月12日には全国で一斉に発売され、当初の予定よりも早いデビューを果たしました。

プリインストールアプリ

SHL22にはPC向けのWebブラウザが標準装備されており、携帯向けサイト（EZWeb）へのアクセスは、他のスマートフォンやPCと同様に制限されています。また、「エコ技」機能が搭載されており、環境への配慮がなされています。

セキュリティ機能

「安心セキュリティパック」はしっかりと対応しており、GPS機能をオフにしていても紛失時に位置情報を特定することが可能です。このようなセキュリティ機能は、快適な利用だけでなく、安心感も与える要素となっています。

その他の特長

特筆すべきは、「ベールビュー」機能です。この機能は、周囲からの覗き見を防止するフィルターとして作用し、プライバシーを守る助けとなります。細かい使い心地から設計まで、多様なニーズに応える点が、AQUOS PHONE SERIE SHL22の魅力となっています。

参考項目

関連項目として、先代機種のSHL21、後継機種のSHL23、同じくIGZO液晶を備えたタブレットAQUOS PAD SHT21や、兄弟機種であるAQUOS PHONE SH-06E（NTTドコモ向け）、ソフトバンク向けのAQUOS PHONE Xx 206SHなどが挙げられます。また、イメージキャラクターには俳優の野村周平が起用されています。

このように、AQUOS PHONE SERIE SHL22は、通信性能、ディスプレイ技術、セキュリティ機能など、多岐にわたる特長を持ったスマートフォンです。

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