SHUSE

概要

ベーシストのSHUSE（シューセ）は、3月17日生まれ、大阪府出身、血液型A型。かつてヴィジュアル系ロックバンド、La'cryma Christiのメンバーとして活躍し、ベースとコーラスを担当。バンドの楽曲において作曲の中心的な役割を担い、また作詞も手掛けていた。彼のライブパフォーマンスは、ステージ上をダイナミックに動き回ることで知られている。

来歴

SHUSEの音楽キャリアは、1991年に結成されたSTRIPPE-D-LADYというバンドから始まった。このバンドは後にLa'cryma Christiへと改名し、メジャーシーンへと進出する。彼はLa'cryma Christiに最後に加入したメンバーであり、加入前には同じ大学に通っていたヴォーカルのTAKAやドラマーのLEVINを自身のバンドに引き抜こうと考えていたというユニークなエピソードを持つ。

La'cryma Christiでは、「南国」といった代表曲をはじめ、多数の楽曲で作曲を担当し、バンドの音楽性を形成する上で重要な役割を果たした。また、ライブではベースを演奏しながら積極的にステージを動き回るそのプレイスタイルは、多くのファンの印象に残っている。

バンドは2007年1月20日に解散を迎えるが、SHUSEはその後も精力的に音楽活動を継続する。

解散から間もなく、彼はSamurai Dead Cityを結成するが、2009年12月14日をもってこのバンドから脱退する。

同時期である2007年には、元DEAD ENDのギタリスト足立祐二、元JUDY AND MARYのドラマー五十嵐公太、ヴォーカリスト西川シゲルと共にHAKKA ≒ B∀TTERYを結成。このバンドでは現在も活動を続けている。

さらに、同じく2007年から、ロックバンドJanne Da Arcのヴォーカリストyasuによるソロプロジェクト、Acid Black Cherry|Acid_Black_Cherryのサポートベーシストとしても活動を開始。ライブやレコーディングにAcid Black Cherry|Acid_Black_Cherry Bandの一員として長年にわたり参加し、プロジェクトのサウンドを支えている。

2009年9月には、彼が音楽的に影響を受けたバンドの一つである44MAGNUMに一時的に加入し、彼らのセルフタイトルアルバム『44MAGNUM』の制作に参加。2010年には新たなバンド†яi¢кを結成するなど、多岐にわたるプロジェクトでその才能を発揮している。

音楽的影響

SHUSEの音楽性のバックボーンには、少年時代からの洋楽からの深い影響がある。中学1年生の時に初めて耳にした洋楽は、スティクスのヒット曲「ミスター・ロボット」だったという。

若い頃はレンタルレコード店に頻繁に通い、様々なジャンルの音楽に触れた。ポリスの『シンクロニシティー』、TOTOの『IV』、カルチャー・クラブの『カラー・バイ・ナンバーズ』、デュラン・デュランの『リオ』といったアルバムは、その時期に繰り返し聴いた作品として挙げられている。

初めて自分自身のお金で購入したCDは、ポール・マッカートニーのアルバム『パイプス・オブ・ピース』だったという。これらの他にも、特にハードロックやヘヴィメタルといったジャンルに強く惹かれていた。

雑誌「Vicious」のコンピレーションアルバムで選曲を担当した際には、SPANDAU BALLETやMANSUNといったアーティストの楽曲を選んでおり、特定のジャンルに留まらない幅広い音楽への関心を示している。

音楽的な影響を受けたアーティストとして、ビートルズ、オジー・オズボーン、モトリー・クルー、44MAGNUM、DEAD END、U2などの名前を挙げている。また、好きなアーティストとして、フー・ファイターズ、リンキン・パーク、ジェリーフィッシュ、キッスなどを挙げており、その音楽的視野の広さがうかがえる。

人物

SHUSEは、関係者やファンから親しみを込めて「師匠」というあだ名で呼ばれることが多い。この呼び名は自然発生的に広まったものだという。

La'cryma Christiで共に活動したヴォーカルのTAKAとは非常に親しい間柄であり、年下であるTAKAからは普段「SHUちゃん」と呼ばれている。TAKAがテレビドラマに出演した際に演じた役名が「SHU」であったことを、SHUSE本人が非常に喜んだというエピソードも残っている。

多忙なミュージシャンとしての活動の傍ら、常に音楽への情熱を燃やし続け、様々な形でその才能を発揮している。La'cryma Christi時代に確立した、ベーシストとしての存在感とライブでのアグレッシブなパフォーマンスは、彼のキャリアを通じて一貫した特徴となっている。

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