SO503iS

デジタル・ムーバ SO503iS HYPER (SO503iS) について

デジタル・ムーバ SO503iS HYPERは、ソニー(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)が製造し、NTTドコモから発売された第二世代携帯電話(mova)端末です。

概要

SO503iSは、503iSシリーズの最終モデルとして、D503iSと同時に発売されました。この機種は、既存のSO503iをベースに、細部にわたる改良が加えられたモデルです。ソニー製の50xシリーズ端末の中では、唯一「デジタル・ムーバ」の名を冠しています。後継機種であるSO504iは、ソニー・エリクソンとなってから登場しました。

主な改良点としては、スピーカーの音質改善や、当時人気を博していた「PostPet」の壁紙が追加された点が挙げられます。これらの改良は、ユーザーエクスペリエンスの向上を目的とした、細やかな配慮が見られます。

歴史

SO503iSは、以下の様な開発・発売の過程を辿りました。

[2001年]]7月16日: テレコムエンジニアリングセンター]による[[技術基準適合証明の工事設計認証を取得(工事設計認証番号WAA0131)。
2001年7月17日: 電気通信端末機器審査協会による技術基準適合認定の設計認証を取得(設計認証番号A01-0586JP, J01-0197)。
2001年9月17日: D503iSとともにドコモから発表されました。
2001年9月20日: D503iSとともに発売されました。
2001年10月3日: TELECによる技術基準適合証明の工事設計認証を再度取得(工事設計認証番号01WAA1002)。
2012年3月31日: movaサービスの終了に伴い、SO503iSの利用もこの日をもって終了しました。

特徴

SO503iSは、基本的な機能はSO503iを踏襲しつつ、ユーザーからのフィードバックや市場のニーズに応える形で改良が加えられています。特に音質改善は、通話や着信音の品質向上に貢献し、より快適な携帯電話体験を提供しました。「PostPet」の壁紙追加は、当時流行していたコンテンツを積極的に取り入れ、ユーザーの嗜好に応える姿勢を示しました。これらの改良は、SO503iSが単なるマイナーチェンジモデルではなく、ユーザーエクスペリエンスを重視した端末であることを示しています。

関連機種

SO503iSの関連機種として、以下のものが挙げられます。

SO502i: 先代モデルとして、SO503iSの基盤となった機種です。
SO503i: SO503iSのベースとなったモデルであり、デザインや基本機能を引き継いでいます。
SO504i: 後継機種として、ソニー・エリクソンブランドで登場しました。

外部リンク

より詳しい情報については、以下の記事をご参照ください。

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SO503iS (ケータイWatch 2001年9月20日)

まとめ

デジタル・ムーバ SO503iS HYPERは、ソニーが手がけた第二世代携帯電話の集大成とも言えるモデルです。細部にわたる改良が施され、ユーザーエクスペリエンスの向上に大きく貢献しました。movaサービス終了により、現在は利用できませんが、当時の携帯電話技術やトレンドを知る上で、貴重な一台と言えるでしょう。

もう一度検索