Soshite

原田知世の5枚目のオリジナル・アルバム『Soshite』（そして）は、1986年11月28日にCBS・ソニー/KADOKAWA RECORDSから発売されました。

概要

アルバムのキャッチコピーは「そして…彼女は再び新しいフィールドに立った。」。
前作『NEXT DOOR』から約5ヶ月ぶりのオリジナル・アルバムで、サウンドプロデューサーは前作に引き続き後藤次利が担当しました。LPレコード盤は2枚組で、CT盤とCD盤は1枚のみという構成で、収録曲順もそれぞれ異なっています。1991年9月15日にはCD選書として再発売されました。

批評

CDジャーナルは、「知世の自作曲もあったりはするものの、ファンならずとも、いまいちしっくりこないのです。映画スターのアルバムのつもりでつくって欲しいのに。」と批評しています。この批評は、原田知世の音楽活動に対する期待と、アルバムの方向性との間にギャップがあったことを示唆しています。

収録曲

アルバムはLPレコード、CT（カセットテープ）、CDの3形態でリリースされ、それぞれ収録曲順が異なっています。具体的な曲目リストは省略しますが、各形態で独自の構成が楽しめるようになっています。

参加ミュージシャン

All Vocals：原田知世
Keyboards：中村哲
E.Bass：後藤次利
E.Guitar：今剛
Acoustic Guitar：今剛
Drums：山木秀夫
Sax：Jake H. Concepcion, 中村哲
E.Violin：金子飛鳥
Chorus：原田知世, 広谷順子, Rajie
Synthesizer Operator：迫田到
Transcriber：Yuji Akaogi
Musician Coordinator：太田典志(Music Land)

多彩なミュージシャンが参加しており、楽曲のクオリティを高めています。特に、後藤次利のベース、今剛のギター、中村哲のキーボードとサックスは、アルバムのサウンドを特徴づける重要な要素となっています。また、金子飛鳥のE.Violinが、楽曲に独特の彩りを添えています。

『Soshite』は、原田知世の音楽キャリアにおいて、新たな試みが見られる作品であり、彼女の表現力の幅広さを示すアルバムと言えるでしょう。サウンドプロデューサーの後藤次利をはじめとする、一流ミュージシャンたちの参加も、このアルバムの魅力を高める要因となっています。

もう一度検索