Teens'ブリブリCLUB

「Teens'ブリブリCLUB」は、1987年10月5日から1989年10月6日まで文化放送で放送されていたラジオ番組です。味の素の一社提供であり、番組タイトルは当時同社から発売されていた炭酸飲料「Teens'」とのタイアップによるものでした。

番組概要
番組開始前は『Teen'sギャング男闘呼組』が放送されていましたが、リニューアルに伴い、味の素「Teens'」一社提供枠を本番組が引き継ぎました。ディレクターの「今、元気なのは10代の女の子たち」という思いから企画され、当時の人気女性アイドルや歌手がパーソナリティを務めました。

パーソナリティの変遷
1987年10月 - 1988年10月：大西結花、中村由真
1988年10月 - 1989年3月：渡辺満里奈、小沢なつき
1989年4月 - 1989年10月：渡辺満里奈、今井麻起子

特に「渡辺満里奈&小沢なつき時代」では、人見知りだった小沢なつきをリラックスさせるため、渡辺満里奈が小沢を「ヤマさん」、小沢が渡辺を「ナベさん」と呼び合うなど、親しみを込めた掛け合いが特徴でした。

番組内容とコーナー
「結花&由真時代」では、日替わりのテーマに沿って二人が自由にトークを繰り広げ、リスナーからのはがきを基にした本音トークが人気を博しました。番組会員を募集し、会員には機関紙や会員バッジが送られ、イベントへの優先招待などの特典がありました。リスナーにはテレホンカードなどのノベルティグッズが贈られ、定期的にリスナー参加イベントも開催されました。

「渡辺満里奈時代」からは、曜日ごとに「喜びの黄色」「楽しみのピンク」「憂鬱なブルー」「希望の赤」「ゲストと一緒に盛り上がる白」とテーマカラーを設定し、ノベルティグッズも各曜日のカラーに合わせた「Teens'バッグ」に変更されました。1989年4月以降は、番組のテーマも「女の子の微妙さ」に変更されています。

主なコーナー
不幸者がやってきた（結花&由真時代）：リスナーからの不幸自慢を紹介
不思議マップ（満里奈&なつき時代）：リスナーから不思議な体験ができる場所の情報を募集
お始末劇場（満里奈&なつき時代）：リスナーから始末に困った物品を送ってもらい紹介
ストレス発散（満里奈&麻起子時代）：リスナーから怒りや不満を募集
Boy Meets Girl（満里奈&麻起子時代）：恋の悩み相談やデートのコツをコーチング
お笑いヒッチコック劇場（満里奈&麻起子時代）：ミニ推理ドラマ
トラブルバスター（満里奈&麻起子時代）：トラブルの解決方法をクイズ形式で紹介
面白ニュースショー（満里奈&麻起子時代）：時事問題を女子の視点で分析
ビデオ撮影日誌（満里奈&麻起子時代）：オリジナルVシネマ『ゴーストウェディング』の舞台裏を紹介

オリジナルVシネマ「ゴーストウェディング」
番組末期には、渡辺満里奈と今井麻起子の主演、今関あきよしの監督によるオリジナルVシネマ『ゴーストウェディング』が制作されました。番組パーソナリティのちびっこギャングも出演し、当初は限定100名にプレゼントされる予定でしたが、好評のためプレゼント枠が追加されました。

あらすじ
「Teens'ブリブリCLUB」のスタジオに、聖書の一節が引用された白い封筒が届き始める。ある日、中に入っていたのは今井麻起子のポートレート。不穏な空気の中、番組収録がスタートするが、トラブルが続発。満里奈と麻起子の身にも異変が起こり始める…。

放送局と放送時間
文化放送（制作局）：月曜 - 金曜 22:10 - 22:20（1987年10月 - 1989年3月）、月曜 - 金曜 22:28 - 22:38（1989年4月 - 1989年10月）

1988年10月から1989年3月には、以下のネット局でも放送されていました。

山形放送、福井放送、山口放送、西日本放送、宮崎放送

「Teens'ブリブリCLUB」は、当時のティーンエイジャーのリアルな気持ちを反映した番組として、多くのリスナーに支持されました。番組から生まれたオリジナルVシネマも、その人気を物語るエピソードと言えるでしょう。

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