UFC 171

UFC 171: Hendricks vs. Lawler 大会レポート

2014年3月15日、アメリカ合衆国テキサス州ダラスのアメリカン・エアラインズ・センターにおいて、世界的な総合格闘技団体UFCの大会、UFC 171が開催されました。この大会の最大の注目ポイントは、ジョニー・ヘンドリックスとロビー・ローラーによるUFC世界ウェルター級王座決定戦でした。両雄の激突は、多くのファンを熱狂の渦に巻き込みました。

さらに、この大会では、キャリア13戦全勝を誇るKOTC世界ミドル級王者ショーン・ストリックランドと、11戦全勝のフランシスコ・トレヴィーノがUFCにデビューを果たしました。彼ら新鋭の活躍も、大会を盛り上げる大きな要素となりました。

しかし、大会直前には負傷などによるカード変更が複数発生しました。トル・トロエン選手の代わりにショーン・ストリックランド選手、ダレル・モンタギュー選手の代わりにジャスティン・スコッギンズ選手、ジュリアナ・ペーニャ選手の代わりにラケル・ペニントン選手、チアゴ・シウバ選手の代わりにニキータ・クリーロフ選手が出場することとなりました。また、ジョン・ジョーンズ対グローバー・テイシェイラ戦は、UFC 172への延期が発表されました。これらの変更は、大会の行方に少なからず影響を与えたと考えられます。

以下、各試合の結果を詳細に見ていきましょう。

アーリープレリム

第1試合: ロブ・ホワイトフォード ○ vs × ダニエル・ピネダ (判定3-0)
第2試合: ショーン・ストリックランド ○ vs × ババ・マクダニエル (1R 4:33 リアネイキドチョーク)
第3試合: ジャスティン・スコッギンズ ○ vs × ウィル・カンプザーノ (判定3-0)
第4試合: フランシスコ・トレヴィーノ ○ vs × ヘニー・フォルチ (判定3-0) ※フォルチ選手の体重超過によりライト級から変更

プレリミナリーカード

第5試合: アレックス・ガルシア ○ vs × ショーン・スペンサー (判定2-1)
第6試合: デニス・バミューデス ○ vs × ジミー・ヘッテス (3R 2:57 TKO)
第7試合: ジェシカ・アンドラージ ○ vs × ラケル・ペニントン (判定2-1)
第8試合: ケルヴィン・ガステラム ○ vs × リック・ストーリー (判定2-1)

メインカード

第9試合: オヴィンス・サンプルー ○ vs × ニキータ・クリーロフ (1R 1:29 TKO)
第10試合: ヘクター・ロンバード ○ vs × ジェイク・シールズ (判定3-0)
第11試合: マイルズ・ジュリー ○ vs × ディエゴ・サンチェス (判定3-0)
第12試合: タイロン・ウッドリー ○ vs × カーロス・コンディット (2R 2:00 TKO)
第13試合 (メインイベント): ジョニー・ヘンドリックス ○ vs × ロビー・ローラー (判定3-0) ※ヘンドリックス選手が王座獲得

メインイベントである王座決定戦は、ヘンドリックス選手が判定勝ちで勝利し、見事UFC世界ウェルター級王座を獲得しました。

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト: ジョニー・ヘンドリックス vs. ロビー・ローラー
* パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: オヴィンス・サンプルー、デニス・バミューデス

受賞選手には、それぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

UFC 171は、王座決定戦をはじめ、新鋭選手のデビュー、そして予想外の展開など、多くの見どころが詰まった大会となりました。それぞれの試合は、選手たちの高い技術と、闘志あふれる戦いが展開され、観客を魅了しました。この大会は、UFCの歴史に刻まれる、記憶に残る一戦となったと言えるでしょう。

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