UFC 192: Cormier vs. Gustafsson 大会詳報
2015年10月3日、
アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンの
トヨタセンターにて、世界中から注目を集めた
総合格闘技イベント、
UFC 192: Cormier vs. Gustafssonが開催されました。
この大会の目玉は、なんといってもUFC世界ライトヘビー級王者
ダニエル・コーミエと挑戦者
アレクサンダー・グスタフソンによるタイトルマッチでした。両雄の激突は、まさに手に汗握る展開となり、会場の熱気は最高潮に達しました。
さらに、この大会ではキャリア5戦全勝の期待の星、セージ・ノースカットがUFCデビューを果たしました。彼のUFCでの最初の試合は、多くのファンにとって大きな注目点の一つでした。
しかし、大会直前には負傷や疾病によるカード変更も発生しました。当初予定されていたアンソニー・ハミルトン選手はヴィクトル・ペシュタ選手に、また、ラケル・ペニントン選手対レズリー・スミス選手、ジョニー・ヘンドリックス選手対
タイロン・ウッドリー選手の試合はそれぞれ、選手の負傷や疾病により中止となってしまいました。これらの変更は、大会全体のスケジュールや対戦カードに影響を与えたことは間違いありません。
では、各試合の結果について詳細に見ていきましょう。
アーリープレリミナリーカード
第1試合: ヘビー級 ○
デリック・ルイス vs × ヴィクトル・ペシュタ 3R 1:15 TKO (マウントパンチ)
第2試合: フライ級 ○
セルジオ・ペティス vs ×
クリス・カリアソ 判定3-0
第3試合: 72.6kg契約 ○ セージ・ノースカット vs × フランシスコ・トレヴィーノ 1R 0:57 TKO (パウンド) ※トレヴィーノ選手の体重超過により、当初のライト級から変更
プレリミナリーカード
第4試合: 女子ストロー級 ○ ローズ・ナマユナス vs × アンジェラ・ヒル 1R 2:47 リアネイキドチョーク
第5試合: ライト級 ○ アドリアーノ・マルチンス vs ×
イスラム・マカチェフ 1R 1:46 TKO (右フック)
第6試合: ウェルター級 ○ アルバート・トゥメノフ vs ×
アラン・ジョウバン 1R 2:55 TKO (スタンドパンチ連打)
第7試合: フェザー級 ○
ヤイール・ロドリゲス vs ×
ダン・フッカー 判定3-0
メインカード
第8試合: 女子バンタム級 ○
ジュリアナ・ペーニャ vs ×
ジェシカ・アイ 判定3-0
第9試合: フライ級 ○
ジョセフ・ベナビデス vs ×
アリ・バガウティノフ 判定3-0
第10試合: ヘビー級 ○ ルスラン・マゴメドフ vs × ショーン・ジョーダン 判定3-0
第11試合: ライトヘビー級 ○
ライアン・ベイダー vs ×
ラシャド・エヴァンス 判定3-0
第12試合: UFC世界ライトヘビー級タイトルマッチ ○
ダニエル・コーミエ vs ×
アレクサンダー・グスタフソン 判定2-1 ※コーミエ選手が王座防衛に成功
見事なKO劇や、判定勝ちによる接戦など、試合内容は実に多様で、観客を飽きさせない素晴らしい大会となりました。
各賞
ファイト・オブ・ザ・ナイト:
ダニエル・コーミエ vs.
アレクサンダー・グスタフソン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: アルバート・トゥメノフ、アドリアーノ・マルチンス
受賞選手にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。
UFC 192は、多くの記憶に残る試合と、今後のUFCシーンを彩るであろう新星の登場によって幕を閉じました。この大会は、UFCの歴史に刻まれる重要な大会の一つとなったと言えるでしょう。