UTC+12
UTC+12: 協定世界時の12時間進んだ標準時
UTC+12は、協定世界時（UTC）を12時間進ませた標準時であり、多くの地域で使用されています。この時間帯はUTC-12と同じ時刻ですが、1日進んでいるため、日付においても異なることがあります。実際、UTC+12は、国際的な日付変更線の西側に位置しており、この地域に住む人々は、特定の時刻に対して異なった日付を持つことになります。
該当地域
UTC+12に該当する地域は次の通りです：
標準時の適用
さらに、この時間帯は季節によっても異なる場合があります。
- - 南半球冬の場合
- フィジー
- 南極（アムンゼン・スコット基地、マクマード基地など）
- - 南半球夏の場合
歴史的背景
UTC+12の歴史は、特にマーシャル諸島の米軍基地に関連しています。かつて、これらの基地では同時にUTC-12が使用されており、アメリカ大陸と同じ暦日を持つためでしたが、独立したマーシャル諸島共和国は1993年にUTC+12への変更を決定しました。この変更は、国際的な時刻の標準に合わせるためのものとされています。
さらに、ロシアでもかつてカムチャツカ時間（冬期）やマガダン夏時間においてUTC+12が採用されていましたが、2010年より統合された結果、2011年から通年でUTC+12を使用することが決まりました。2014年には国内の標準時が再び変更され、マガダン時間が廃止されたため、UTC+12を使用していた地域ではカムチャツカ時間が復活している状況です。
オーストラリア領ノーフォーク島では、2019年より夏時間が導入されたため、夏季にはUTC+12が使用されています。
関連項目
これらの地域ではUTC+12に基づく時間管理が行われており、旅客機の運航や国際会議などで注意が必要です。
もう一度検索
【記事の利用について】
タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。
【リンクついて】
リンクフリーです。