W11K

W11Kは、京セラによって開発され、KDDIと沖縄セルラー電話のauブランドから発売された携帯電話です。この端末は、au design projectの第2弾として登場し、INFOBARに続くデザイン性を重視したモデルとして注目を集めました。

デザイン

W11Kのデザインは、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が手掛けました。多面体的な形状が特徴的で、そのコンセプトは「削られたジャガイモ」と表現されています。この独特なデザインは、従来の携帯電話とは一線を画し、ユーザーに新鮮な印象を与えました。

機能と仕様

W11Kは、W11Hと共にau初のCDMA 1X WIN端末としてリリースされました。両端末は仕様、操作性、機能がほぼ同一であり、W11KはW11HのOEM供給を受けていると考えられます。ただし、メニューアイコンや端末のデザインには、それぞれ独自性が見られます。特に、W11Kのカードスロットは本体に直接搭載されておらず、電池パックのカバーと交換して取り付ける付属の「ジャケット」に内蔵されている点が特徴的です。

発売と沿革

W11Kは、2003年10月22日にKDDIと京セラによって発表されました。その後、2003年12月20日にKUROモデルが、そして12月23日にはAKAとSHIROモデルが発売されました。これらのモデルは、それぞれ異なるカラーバリエーションを提供し、ユーザーに多様な選択肢を与えました。

特記事項

W11Kは、そのデザイン性と機能性から、当時の携帯電話市場において独自の地位を築きました。また、au design projectの一環として、そのデザインの重要性を再認識させた端末の一つと言えるでしょう。

関連事項

携帯電話: W11Kは、当時の携帯電話技術の進歩を示す一例です。
au（携帯電話）: auブランドの端末として、多くのユーザーに利用されました。
京セラ: W11Kの開発メーカーであり、その技術力が評価されました。
CDMA 1X WIN: W11Kは、CDMA 1X WINネットワークに対応した最初の端末の一つです。
K007（KY007）: W11K以来、7年ぶりにATOK for au + APOTが採用された日本語入力機能を持つ端末です。

外部リンク

au design project
* ケータイ新製品SHOW CASE

もう一度検索