WRESTLE PRINCESS 4

WRESTLE PRINCESS IV: 東京女子プロレスの新たな幕開け

『WRESTLE PRINCESS IV』は、東京女子プロレスが東京たま未来メッセで行った特別なプロレスイベントです。この大会は、2023年5月8日に日本の政府がCOVID-19に関する措置を緩和したことを受けて、コロナ禍以前と似た観戦スタイルでの開催が実現しました。

本興行は、東京女子プロレスが初めて東京たま未来メッセに登場したことにより、特別な意味を持つ場となりました。行われた試合数は計10試合で、観客は選手たちの熱い戦いを楽しむことができました。大会の様子は、動画配信サイトWRESTLE UNIVERSEを通じて視聴可能で、アイドルグループOCHA NORMAの中山夏月姫が再びゲスト解説を担当しました。

大会の中でも特に注目を浴びたのは、第6試合の8人タッグマッチです。NEO美威獅鬼軍の全メンバーが参加し、試合後には沙希様がマイクを持って東京女子からの撤退を発表しました。美威獅鬼軍は、2015年3月22日の初陣以来、ユニット名やメンバーを変えながら活動を続けてきましたが、この大会で事実上の終焉を迎えることとなりました。これは長い歴史を持つユニットにとって、感慨深い瞬間だったことでしょう。

また、第8試合では、マジカルシュガーラビッツ（坂崎ユカと瑞希）の返上により空位となったプリンセス・オブ・プリンセス王座の新王者を決める試合が行われました。ふりーWiFi（角田奈穂と乃蒼ヒカリ）が東洋盟友（上福ゆきと桐生真弥）を破り、第14代王者に輝きました。この試合では、両選手の激闘が展開され、観客を惹きつける素晴らしいパフォーマンスが見られました。

セミファイナルでは、NWA世界女子TV王者であるマックス・ジ・インペイラーと、インターナショナル・プリンセス王者である辰巳リカのベルトを賭けた対決が繰り広げられました。この試合では、インペイラーが辰巳を下し、2つのベルトを手にする結果となりました。どちらの選手も過去の試合で確固たる実績を持つだけに、劣勢に立たされる場面も多々ありましたが、最後にはインペイラーがその力を見せつけました。

そして、メインイベントでは、プリンセス・オブ・プリンセス王座を巡る一戦が行われました。ここでは山下実優が瑞希を破り、4度目の王座獲得を果たしました。山下のタイトル防衛は見事で、加えて彼女は保持していたEVE王座とSPARK女子世界王座と合わせて、シングル3冠王者に名を刻みました。このような偉業は、彼女の名を今後も高めるでしょう。

『WRESTLE PRINCESS IV』は、東京女子プロレスの新しい時代の幕開けを象徴する大会として、多くのファンに深い印象を与えました。選手たちの闘志、技術、そして物語が交錯する中で、今後の東京女子プロレスの展望に期待が寄せられています。

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