ZOIDS FIELD OF REBELLION

ZOIDS FIELD OF REBELLION (ゾイド フィールドオブリベリオン)

『ZOIDS FIELD OF REBELLION』、略称『ZOIDS FOR』は、タカラトミーが2017年4月18日から2018年7月27日まで配信していたiOS・Android向けMOBAゲームです。ゾイドをモチーフにしたスマホゲームとしては2作目にあたります。

概要

このゲームは、タカラトミーのゾイドシリーズを題材にしたもので、最大8人のプレイヤーが2つのチームに分かれて対戦するMOBAです。2016年9月にティザーサイトが公開され、同年10月にアプリ製作が正式発表されました。クローズドβテストを経て、2017年4月に正式リリース。同年12月にはAndAppに対応し、PCでもプレイ可能となりました。

開発はエイティングが担当し、キャラクターデザインはHIRONOXが手がけました。コンセプトビジュアルはアニマリアルが担当し、従来のゾイドシリーズにはない質感のゾイドやキャラクターが描かれました。プロモーション映像のテーマ曲は喜多修平が歌う「VOICE OF PROMISE」です。

評価

本作は、前作「ゾイド マテリアルハンター」よりも大規模なプロジェクトとして期待され、ゾイドファンの注目を集めました。事前登録者は50万人を超えるなど、配信前から大きな反響がありました。

ゲームシステムは、ゾイドの世界観と、動物をモチーフにしたゾイドの特徴がMOBAというジャンルと相性が良いと評価されました。また、ゾイドそのものは有料ガチャではなく、ゲーム内通貨で購入できるという点もプレイヤーに支持されました。従来の人気ゾイドが登場することや、他プレイヤーとの連携が重要な対戦プレイも好評でした。

しかし、リリース当初から操作性に難があり、「一見さんお断り」のような状況だったという評価もあります。また、マッチング、ゾイドや武器のバランス調整、不正行為対策、画面表示など、改善点が指摘されていました。多くのファンが期待した作品でしたが、約1年3ヶ月でサービスが終了し、コアユーザーに衝撃を与えました。

ゲーム内容

「ZOIDS concept art」の世界観をベースにしており、プレイヤーは傭兵組織「F.E.S」の新人メンバーとしてゲームに参加します。8人のプレイヤーが2つの陣営に分かれて戦う「VS」モードと、4人のプレイヤーが協力して目標達成を目指す「Co-op」モードがあります。Co-opモードにはシングルプレイもありますが、オンライン環境が必須です。

登場キャラクター

プレイヤーはF.E.Sの新人パイロットであり、彼らをサポートするスタッフやサブパイロットが登場します。各キャラクターには簡単な背景設定や会話シーンがありますが、ストーリーやキャラクターボイスはありません。

F.E.Sスタッフ

オペレーターのアン・ガスターがナビゲート役として登場し、メカニック担当のエディ・ヴェレス、ミッション担当のシエナ・リリーも登場します。

サブパイロット

サブパイロットは20人（冬服Ver.を含めると23種）存在し、それぞれにパッシブスキルとアクティブスキルが設定されています。サブパイロットはガチャで入手でき、同じキャラクターを入手するとEXレベルが上がり、スキルが強化されます。ゲーム開始時にはヴァンスが配布され、彼はプロモーションビデオやWeb漫画で主人公として描かれています。

登場ゾイド

ゾイドはプレイヤーが操作する「プレイヤーゾイド」、操作しない「大型ゾイド」「小型ゾイド」に分けられます。プレイヤーゾイドは基本的にショップで購入しますが、コマンドウルフは初期機体として配布され、ジェノザウラー、シールドライガー、ゴルドスはチュートリアルクリアで入手できます。一部のゾイドは、ガチャで入手できるアタッチメントで改造できます。

プレイヤーゾイド

プレイヤーゾイドには、コマンダー、ファイター、デストロイヤー、サポーターの4つの役割があります。

大型ゾイド

デスザウラー、ゴジュラス、デススティンガーなどが登場します。

小型ゾイド

ゴドス（青チーム）、モルガ（赤チーム）などが、ミニオンとして自動的に進軍します。バリゲーターは湿地マップに出現し、近づくプレイヤーを攻撃します。

動画配信・イベント・コラボレーションなど

YouTubeで情報動画番組「ZOIDS FOR YOU」が配信され、ニコニコ超会議2017に出展しました。また、大塚明夫がナレーションを務めるTVCMが放映され、阪神タイガースとのコラボも実施されました。

漫画

ヴァンスを主人公とするウェブコミックが公式サイトで連載されました。作画は藤異秀明、脚本は柳坂明彦・いけうらまことが担当しました。

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