MIXI

株式会社MIXIについて

株式会社MIXI（ミクシィ）は、東京都渋谷区に本社を持つ日本のIT企業です。コンピュータエンターテインメント協会や日本オンラインゲーム協会の正会員としても活動しています。当初はソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）であるmixiの運営からスタートしましたが、近年はデジタルエンターテインメント事業が収益の大部分を占めており、2020年度の売上の80%以上をゲーム事業が占めています。

主要事業

MIXI・レッド

MIXI・レッドは、ゲーム及び映像事業を行う部門で、特に「モンスターストライク」（通称・モンスト）の成功によって急成長を遂げました。2015年には、ゲームや映像コンテンツを統括するスタジオ「XFLAG」を設立。さらに、JリーグクラブFC東京とのマーケティングパートナーシップを結び、スポーツとの連携も強化しています。2022年には社名変更を機に、XFLAGのブランド名がMIXIに統合されました。

公営競技・スポーツ関連ビジネス

2019年には競輪のインターネット投票を提供する「チャリ・ロト」を運営する株式会社チャリ・ロトを買収し、競輪市場に進出しました。ここでは自社開発のシステム「TIPSTAR」との二本立てのサービスが提供されています。また、2020年には競輪の情報サイト「netkeirin.com」をオープンし、同年にはアスリートやチームへの応援を目的としたサービス「Unlim」をスタートしました。MIXIは、FC東京や千葉ジェッツふなばしといったスポーツチームの運営にも関与しており、これらの活動を通じてスポーツ事業を強化しています。

MIXI・オレンジ

MIXI・オレンジ部門は、主にソーシャル・ネットワーキングサービスの「mixi」を運営しています。このプラットフォームは、2003年に始まった「CinemaScape」に続く日本で二番目に古いSNSであり、汎用SNSとしては最も歴史があります。主な収入源は、ソーシャルゲームの課金と広告によるもので「mixiプレミアム」などの有料サービス提供も行っています。

その他の事業

MIXIは、数多くの事業に取り組んでいます。2013年に、スマートフォンで撮影した写真をフォトブックにする「nohana」を開始し、この事業は後に分社化され、現在は株式会社ノハナとして運営されています。また、同じ年にスマートフォン向けアプリ「モンスターストライク」をリリースし、その人気によってわずか半年で500万人を超えるユーザーを獲得しました。さらに、家族向け写真＆動画の共有サービス「みてね」をリリースし、2020年にはスポーツギフティングサービス「Unlim」を発表しました。

沿革

1997年に創業者の笠原健治によって「Find Job!」が始まり、1999年に有限会社イー・マーキュリーが設立され、その後2004年にmixiが立ち上げられました。以降、さまざまな企業買収や新事業の開始が行われ、2022年には株式会社MIXIという社名に改名されています。

グループ会社

MIXIは複数の関連企業を持っており、「チャリ・ロト」や「ネットドリーマーズ」など、競馬やバスケットボールと関連する事業を展開しています。これらの企業は、MIXIの中核事業の拡大に寄与しています。

MIXIは、ソーシャルメディアからゲーム、スポーツ、メディアまで多岐にわたる事業を展開し、業界内での地位を確立しています。

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