ひめじ別所駅

ひめじ別所駅：姫路市の東部玄関口

ひめじ別所駅は、兵庫県姫路市別所町に位置する西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。JR神戸線愛称区間にも含まれており、駅番号はJR-A82。姫路貨物駅に隣接しており、時刻表などでは「別所・姫貨」と表記されることもあります。

駅の誕生と歴史

ひめじ別所駅の開業は、姫路駅周辺の高架化工事がきっかけでした。姫路貨物駅の移転先として別所町が選ばれ、1994年に姫路貨物駅が開業。その後、姫路市は別所町を東部の拠点として整備する計画を推進し、旅客駅の誘致をJR西日本に働きかけました。その結果、2005年3月1日にひめじ別所駅が開業することとなりました。

年表

1994年3月21日：姫路貨物駅が開設
1998年8月4日：姫路市がJR西日本に新駅開設を打診
2003年10月12日：駅建設工事開始
2005年3月1日：ひめじ別所駅が開業
2006年10月1日：JR京都・神戸線運行管理システム導入
2007年3月18日：駅自動放送更新
2013年5月2日：自動改札機更新
2015年3月12日：接近メロディー変更、3月13日：みどりの窓口営業終了、3月14日：みどりの券売機プラス導入
2018年3月17日：駅ナンバリング導入
2023年9月12日：みどりの券売機プラス撤去

駅の構造と設備

ひめじ別所駅は、12両編成に対応した相対式ホーム2面2線の地上駅です。改札口は北側に1ヶ所、トイレは改札外に設置されています。ホーム間の移動はエレベーター付きの跨線橋を利用します。ICOCAなどのICカードが利用可能です。駅業務はJR西日本交通サービスに委託され、姫路駅が管理しています。接近メロディーは「さざなみ」と「メリーさんの羊」が使用されています。

ダイヤと運行状況

日中は1時間に2本の電車が停車し、朝夕は本数が増加します。三ノ宮・大阪方面への上り列車は、加古川駅で新快速への接続が可能です（一部時間帯を除く）。下り列車は姫路行や網干行が中心ですが、朝晩は上郡行や播州赤穂行も運行されています。

利用状況と周辺環境

開業当初の予想では1日平均2,000人の乗降客を見込んでいましたが、2022年度の1日平均乗車人員は約1,814人でした。

駅周辺には、別所獅子舞いの石像、国道2号、姫路市立東中学校、兵庫県立姫路別所高等学校、白陵中学校・高等学校、いくつかの企業工場、商業施設（イオンタウン姫路別所ショッピングセンターなど）があります。最寄りのバス停は「別所駅」です。

隣の駅

まとめ

ひめじ別所駅は、姫路貨物駅と一体的に整備された、交通の要衝であるとともに、地域住民の生活を支える重要な駅です。周辺地域の開発とともに、利用者数も変化していくことが予想されます。

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