オーイズミ

株式会社オーイズミについて

株式会社オーイズミ（Oizumi Corporation）は、日本を代表する遊技機製造企業で、特にパチスロ関連機器を専門にしている会社です。設立は1974年で、その後さまざまな遊技機の開発に力を入れ、2002年からはパチスロ機の製造・販売にも参入しています。

主な製品とサービス

オーイズミは、パチスロのメダル計数器や玉貸機など、遊技機関連の製品を幅広く手がけており、業界内でも重要な地位を占める企業です。また、パチスロ機の製品ラインナップには、2002年からの主要機種として「リトルロック」や「フラワー天国」などがあります。これに加え、2013年には自社オリジナルキャラクター『OZS-1000』、通称1000ちゃんを発表し、企業ブースとしてコミックマーケット84にも出展するなど、キャラクターコンテンツ事業にも展開しています。

2023年には、パチンコ専業メーカーの高尾を完全子会社化し、今後は自社のIPやパチスロ部門での契約版権に基づいたパチンコ機の開発に注力する方針を打ち出しています。これにより、オーイズミの遊技機販売部門は主に高尾製のパチンコ機に焦点を当てており、オーイズミ製のパチスロ機の販売は減少傾向にあります。

企業の歴史

オーイズミの歴史は、1974年に神奈川県秦野市で株式会社大泉製作所として設立されたことから始まります。その後、1987年に現在の名前に改称し、2002年には東京証券取引所の2部に上場しました。2004年には1部へ指定替えが行われ、業界内での地位を確立していきます。

企業はさまざまな子会社を持ち、特にパチンコに関連するビジネスを強化しています。例えば、アニメ制作会社のアニメインターナショナルカンパニーを完全子会社化し、ゲーム制作やアニメーションの分野にも進出しました。食品事業にも手を広げており、こんにゃく製造や居酒屋経営など、多岐にわたる事業を展開しています。

グループ企業

オーイズミのグループ企業には、パチンコメーカーの高尾や、ゲーム製作を行うオーイズミ・アミュージオ、アニメ制作のレッド・エンタテインメント、さらには物産事業を展開する下仁田物産などがあります。これらの企業は、それぞれ異なる分野でオーイズミのビジネスを支えています。

様々な課題

ただし、オーイズミには問題も存在します。2015年には、医療法人との提携に関して神奈川県の内部規則が適用されない許可を受けた経験があり、その後の土地問題が注目を集めました。目立たないところでの法令上の手続きや利益誘導の疑惑など、企業の信用に影響を及ぼす要因となっています。

まとめ

株式会社オーイズミは、豊富な歴史と多角的な事業展開を有する企業であり、今後も遊技機業界のリーダーとしての役割を果たしつつ、キャラクターコンテンツや様々なビジネスモデルへの展開が期待されます。

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