カプコン

株式会社カプコンについて

株式会社カプコン（CAPCOM CO., LTD.）は、日本のゲームソフトウェアメーカーで、1980年代から本格的にアーケードゲームや家庭用ゲームを開発・販売しています。本社は大阪府大阪市中央区内平野町にあります。カプコンはコンピュータエンターテインメント協会や日本アミューズメント産業協会の正会員でもあり、信頼性の高いメーカーです。

設立と成り立ち

カプコンの前身は1979年に設立されたアイ・アール・エム（IRM）株式会社であり、その後、1981年には「サンビ株式会社」へと商号変更が行われました。そして、1983年に辻本憲三氏を中心に新たに株式会社カプコン（旧）を設立することとなります。この際には、債務を抱えた辻本がタイトーの社長に資金提供を受け、事業を立ち上げました。社名の「カプコン」は、子会社である日本カプセルコンピュータに由来しています。

当初は開発者を擁していたものの、作業ラインが確立されていなかったため、エレメカ（メダルゲーム）からスタート。それに続いて、1984年にはビデオゲーム『バルガス』が初めてリリースされました。翌年からは、コナミから転職した少女や実力派の開発者が多数参加し、名作が生まれることとなります。

主要作品と影響

カプコンの代表的なゲームには『ストリートファイターシリーズ』や『バイオハザード』シリーズがあります。特に1991年に登場した『ストリートファイターII』が大ヒットし、アーケードゲーム業界に革命をもたらしました。以降、同シリーズは続編や新たなキャラクターが追加される形で進化し続け、今でも多くのファンを魅了しています。

その後も、アクションゲームから対戦格闘、ロールプレイングゲーム、ホラーゲームに至るまで様々なジャンルのタイトルを展開し、名作とされるゲームが多く生まれました。例えば、オープンワールド型の『モンスターハンター』シリーズや、アクションアドベンチャーの『大神』など、いずれも多大なる影響を与えています。

経営と販売動向

2024年3月期の実績では、国内販売比率が17%、海外販売比率が83%とされており、海外市場への進出の大きさが際立っています。カプコンはその方針に従い、海外におけるパートナーシップやコラボレーションにも力を入れています。他社と協業したタイトルやキャラクターの相互作用を生かした作品も多く見受けられます。

スポーツとの関係

カプコンは、スポーツ界とも関わりを持っています。かつてサッカーのセレッソ大阪のユニフォームスポンサーを務めており、2022年には約26年ぶりにその座に復帰しました。さらには、バレーボールやF3000など多岐にわたりサポートを行っています。

まとめ

カプコンは、創業から今日に至るまで、数多くのヒット作を生み出し続けているゲームメーカーです。その革新性と多様性は、今後も多くのファンに支持されることでしょう。ゲーム産業全体の発展にも寄与しており、エンターテインメントの未来に期待が寄せられています。

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