グッドスマイルレーシング

グッドスマイルレーシングについて

グッドスマイルレーシング（GOODSMILE RACING、略称：GSR）は、東京都千代田区に本拠を置くフィギュアメーカー、グッドスマイルカンパニーが運営するレーシングチームです。2009年に設立され、以来痛車文化を取り入れたユニークな活動を展開しています。元々は企業化されていましたが、現在はグッドスマイルカンパニーの内部に存在しています。

チームの概要

GSRは、主に米国製のミニカー、スケールモデル、ラジコンカーなどを対象に、痛車仕様へとカスタマイズするデカールやアクセサリーの製作を行っています。また、プラモデルの製作やデカール貼り付け用の道具、サイクルウェアなど、自転車利用者向けのアパレル商品も取り扱っています。

主要製品には、GSRカーズ・アメリカンレジェンド・シリーズやGSRキャラクターカスタマイズシリーズがあり、特に初音ミクGTプロジェクトでは、バーチャルアイドル「初音ミク」をフィーチャーしたレーシングカーを製作し、SUPER GTのGT300クラスに参戦しています。

初音ミクGTプロジェクト

グッドスマイルレーシングは、クリプトン・フューチャー・メディアとのコラボレーションの下、初音ミクをダイナミックにデザインしたレーシングカーでSUPER GTに参戦しています。2010年以降、GSRはメインスポンサーからチームオーナーに成り、競技活動を積極的に展開。特に、2014年には初のシリーズチャンピオンを獲得し、多くのファンに支持されています。

過去の活動と成果

GSRは、毎年さまざまな変更を経て進化を続けています。2010年には、Studie GLAD Racingから新たにチームオーナーとして参加し、名門チームと共同で戦うようになりました。BMW・Z4からポルシェにマシンを転換し、レーシングミクとのコラボレーションを継続しました。

その後もGSRは、多くの勝利を収め、様々な改良を重ねてきました。2011年には、BMW Z4 GT3を使用し、ポイントランキングで上位の結果を収め、多数の入賞を果たしました。

2013年には、「王座奪還」を目指して、パフォーマンスを強化しながらも苦境を乗り越えて、チャンピオンシップで3位に進出しました。多くのファンに愛され、初音ミクの存在感を活かしたカラフルなチームカラーは、Spectatorの注目も引きました。

2016年からは、メルセデスAMG GTへの前向きな変更が行われ、シーズンを通じて安定したパフォーマンスを維持しました。特に2017年はクラス王者の称号を取り戻すことに成功し、これによりGSRはさらに多くのファンの支持を得ることができました。

SUPER GT以外の活動

GSRはSUPER GT以外でも実績を残しており、電動バイクをペイントしたKOMATTI-MIRAI RACINGに賛同したり、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムやニュルブルクリンク24時間レースに参戦したりしています。また、TOYOTA GAZOO Racingのワンメイクレースにも参戦しており、多彩なレース活動を通じてブランドの認知度を向上させています。

レーシングミクサポーターズ

グッドスマイルレーシングのレースクイーンは「レーシングミクサポーターズ」として知られ、毎年異なるコスチュームが用意されています。かつての「ミクミクギャルズ」から受け継がれ、多くのファンに親しまれています。こうしたサポーターたちの活動が、GSRと初音ミクの魅力をさらに高めています。

今後の展望

2023年には新たな挑戦が続き、さらなる成長を目指しています。レーシングミク2024ver.に新しいデザインも発表され、更なる進化が期待されています。今後もGSRは様々な競技に挑み、フィギュアメーカーとしての独自の視点をレース界に提案し続けることでしょう。

もう一度検索