デューダ

doda（デューダ）とは



dodaは、パーソルキャリアが運営する、転職情報サイトおよび転職支援サービスを提供するブランドです。その起源は、パーソルキャリアの前身である学生援護会が発行していた転職情報誌に遡ります。

概要



dodaは、求職者が求人広告に直接応募する従来型の転職仲介サービスを提供しています。さらに、キャリアコンサルタントが求職者と企業の人事担当者を仲介し、転職相談や非公開求人を含む求人紹介を行う転職支援サービスも展開しており、多様なニーズに対応しています。他の転職サイトがダイレクトリクルーティングに特化する中で、dodaはこれらのサービスを組み合わせることで差別化を図っています。

沿革



dodaは、1989年に求人情報誌「週刊求人タイムス (Q-tai)」を刷新して創刊されました。当初の誌名はスウェーデン語に由来していましたが、後に変更されました。創刊当初からテレビCMなどの積極的な広告展開により、広く認知されるようになりました。

雑誌媒体としての発行は学生援護会が行い、2006年にインテリジェンスが学生援護会と合併し、事業を引き継ぎました。全国地域版の雑誌は順次休刊し、2009年5月には中部版が最後の休刊となりました。

2010年には、「いい転職が、未来を変える。」というブランドスローガンを掲げ、ロゴやブランドカラーを刷新しました。2017年からは、ベネッセホールディングスとの合弁会社を通じて新卒採用領域にも参入しました。

2018年には、ブランドスローガンを「はたらく今日が、いい日に。」に変更し、ロゴを小文字表記の「doda」に、ブランドカラーを明るい青色に変更しました。また、ロゴの末尾に「気づき」を表すWake Symbolを付記しました。2022年には、ハイクラス向けの転職サービス「iX（アイエックス）」を「doda X（デューダエックス）」としてdodaのサブブランドに統合しました。

コマーシャル



dodaは、創刊直後から数年間、イッセー尾形と大地康雄が出演するコント仕立てのテレビCMを放送し、話題を呼びました。その後も、細川俊之、沢田研二、尾美としのりなど、様々なタレントを起用したCMを制作し、注目を集めました。萩本欽一と坂上二郎の「コント55号」が往年の舞台コントを再現したバージョンも評判を博しました。楽曲には、「一週間」や「草競馬」の替え歌が使用されました。

2007年からは新庄剛志をイメージキャラクターに起用し、「イッシンジョーの都合でデューダしました」というキャッチフレーズで大々的なプロモーションを展開しました。2011年には、SUPER BUTTER DOGの楽曲『サヨナラCOLOR』を使用したテレビCMを放送しました。

2014年以降は、綾野剛を起用し、チャップリンやマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの肉声をのせたテレビCMを放送し、ギャラクシー賞やACC CM FESTIVALで受賞しました。その後も、岡本太郎の肉声をのせたCMや、ビジネスマンの葛藤を描いたCMを放送しました。

パーソルキャリアへの社名変更後、2017年からは坂口健太郎、清野菜名、澤部佑を起用したCMを放送しました。2018年には、深田恭子が「大人の進路担当 デューダ子」を演じるCMを放送しました。2020年には、林遣都をブランドメッセンジャーに起用し、ウェブサイトやYouTubeで動画を公開しました。2022年には、小栗旬、野口聡一、近藤麻理恵、原晋を起用したdoda Xの新CMを公開しました。2025年1月より北村匠海を起用。林遣都とともにCMに出演。

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