ノクターン号

ニューノクターン号：横浜・東京と青森を結ぶ夜行高速バス

ニューノクターン号は、神奈川県横浜市、東京都23区と青森県弘前市、五所川原市を結ぶ夜行高速バスです。1986年12月26日に運行を開始し、長年にわたり多くの人々に利用されてきました。ここでは、その歴史や運行状況、利用方法について詳しく解説します。

概要

ノクターン号は、弘南バスが運行していた弘前と盛岡を結ぶ高速バス「ヨーデル号」の利用状況が好調だったことを背景に誕生しました。利用者の多くが弘前から東京への移動に利用していたため、東京への直行便の需要が見込まれたのです。当初は採算性を疑問視する声もありましたが、運行開始後は積極的に路線を拡大し、横浜線の新設や五所川原への延伸などが行われました。2002年には昼行便「スカイターン号」も運行されましたが、利用低迷により2006年に廃止されています。

2021年8月には、京浜急行バスが運行から撤退し、弘南バスの単独運行となりました。同時に、品川バスターミナルの発着を停止し、バスタ新宿への乗り入れを開始しました。同年12月2日には、愛称が「ニューノクターン号」に変更され、現在に至ります。

運行会社

弘南バス（弘前営業所）
過去の運行会社：京浜急行バス

運行系統および停車停留所

現在の運行系統は以下の通りです。

横浜駅東口バスターミナル - バスタ新宿（新宿駅） ⇔ 弘前バスターミナル - 五所川原駅前

1日1往復運行しています。

歴史

1986年12月26日：ノクターン号運行開始。弘前バスターミナル - ホテル・パシフィック・メリディアン東京（品川）間。
1989年1月14日：品川バスターミナル乗り入れに伴い、ホテル京急への乗り入れ廃止。
1990年4月26日：横浜線新設。弘前ビブレ（現・さくら野弘前店） - 横浜間。
1994年11月1日：五所川原駅前への乗り入れ開始。
2000年10月2日：女性専用車両と往復割引運賃を新設。
2002年7月1日：昼行便スカイターン号を新設。
2006年9月1日：スカイターン号廃止。
2021年8月5日：京浜急行バスが撤退。品川バスターミナルの発着を停止し、バスタ新宿へ乗り入れ。
2021年12月2日：愛称を「ニューノクターン号」へ変更。

車両

運行開始当初はノクターン号オリジナルの塗装でしたが、現在は弘南バス独自の塗装が施された車両が使用されています。以前は、2列+1列シートの車両も運用されていました。

乗車券

乗車券は、原則として乗車日の1か月と1日前から、弘南バス予約センターでの電話予約、または「発車オ～ライネット」でのインターネット予約が可能です。

その他

HTBのTV番組『水曜どうでしょう』で「東日本の女王」と紹介されました。
* 関東～東北間を結ぶ夜行高速バスでは最も利用者が多い路線です。

ニューノクターン号は、長年にわたり横浜・東京と青森を結び、多くの人々に利用されてきた夜行高速バスです。快適な移動手段として、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

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