ノーリスペクト (NO RESPECT)
『
キン肉マンII世』に登場する、フォーク・ザ・ジャイアント、ハンゾウ、ボーン・コールドの3人からなる凶悪な悪行超人(残虐超人)の総称です。彼らは、主人公キン肉万太郎の「火事場のクソ力」修練の刺客として登場し、その圧倒的な力で万太郎を苦しめました。
概要
初登場は「火事場のクソ力修練編」です。かつてキン肉星の治安が悪化した際に、星を征服しようと目論み、キン肉星の兵隊を650人も殺害し、117の罪を犯した罪で、キン肉星刑務所に収監されていました。万太郎の修練のため、一時的に出獄し、彼と戦うことになります。
彼らは、キン肉族の正義心、人類愛、友情をエネルギー源とする「火事場のクソ力」とは逆に、強欲、残虐、非道をエネルギー源とする「墓場のクソ力」を持ちます。この相反するエネルギーを持つ彼らを倒すことで、万太郎は火事場のクソ力を得ることができます。また、彼らの「墓場のクソ力」は「氷のランタン」に現れる氷柱で計測されます。
出獄後は「NO→RESPECTの部屋」というホームページを立ち上げ、自分たちの情報を発信していました。
「ノーリスペクト」という名前は、彼らが自分たち以外にこの世で敬意を払うものはいない、という考えから来ています。
略歴
過去に受けた迫害や虐待などから心が捻じ曲がったフォーク・ザ・ジャイアント、ハンゾウ、ボーン・コールドの3人は、「ノーリスペクト」を結成しました。彼らは暴力でキン肉星転覆を図りますが、キン肉星の兵隊や超人特別機動警察隊によって逮捕され、キン肉星刑務所に収監されます。
その後、
キン肉スグルの息子・万太郎の火事場のクソ力修練の刺客として一時的に釈放されます。万太郎に勝利すれば恩赦を適用されるという条件のもと、万太郎によって地球に飛ばされます。それぞれの場所は以下の通りです。
フォーク・ザ・ジャイアント:北海道・網走
ハンゾウ:
京都・
清水寺
ボーン・コールド:沖縄
万太郎は彼らを倒し、戦いの後、火事場のクソ力の元となる「寛容」「無我」「友情」の炎を炎のランタンから噴き出させ、彼らを改心させます。
超人オリンピック ザ・レザレクションでは、ケビンマスクに苦戦する万太郎の前に、3人とも幻影として現れ、万太郎を激励しました。
各メンバーの詳細
フォーク・ザ・ジャイアント
ノーリスペクトのリーダー格。フォークリフトの体を持ち、他人に指図されることを極端に嫌います。怒ると肩のランプが鳴り出し、憎しみのパワーが増大すると額に「憎」の字が現れます。フォークリフトの体を武器とし、下半身を戦車のように変形させることも可能です。巨体ながら身軽な動きを見せます。
過去、とある惑星の採掘場で働いていましたが、15歳の頃に親方を殺害し、悪行超人となりました。その後、指名手配犯として逃亡生活を送り、仲間とノーリスペクトを結成、キン肉星の兵隊を203人も惨殺しました。北海道に送り込まれた後は網走監獄にてセイウチンに拘束されますが、人質に取り万太郎を呼び出します。網走の監獄デスマッチで万太郎と戦いますが敗北。しかし、万太郎の「寛容」の心に触れ、改心します。この戦いで万太郎は「寛容」の心を手に入れました。
得意技
デンジャー(デンジャラス)・フォーク・リフト:胸部の突起で相手を打ち上げる技。
串刺し昆虫採集:地面に落下した相手を、胸部と膝の突起で串刺しにする技。
フォーク・リフトグリップ:突起を回転させ、相手を弾き飛ばす技。
レッグ・
フォークリフト:両脚の突起で相手の両膝を刺す技。
ディザスター・タンク:下半身を変形させて戦車のように相手をひき潰す技。
スリーウェイ・ダンス・インパクト:相手を抱えたまま飛び上がり、胸、右足、最後に左足の突起部で攻撃する三段攻撃。
プロフィール
種別:ノーリスペクト
出身:DOBOKU(ドボク)星
身長体重:287cm 438kg
超人強度:145万パワー(130万パワーとの記述もあり)
年齢:25歳
異名:モノホンの犯罪超人
声優:森川智之
ハンゾウ
詳細な情報は割愛します。
ボーン・コールド
詳細な情報は割愛します。
コンピュータゲーム
『キン肉マンII世 正義超人への道』では、3人とも使用キャラクターとして登場し、超人パワー発動時には「墓場のクソ力ー!」という台詞が表示されます。
『
キン肉マンII世 新世代超人VS伝説超人』シリーズでは、ハンゾウとボーン・コールドが登場し、2人でコンビを組むとチーム名が「ノーリスペクツ」になります。
『キン肉マンII世 超人聖戦史』では、特定のルートを通った場合のみ登場し、属性ゲージが一定以下なら仲間にできます。主人公が選んだルートによって扱いが変わります。
ソルジャー・中立ルート:王位争奪編終了後、時の神の刺客として主人公を狙います。
悪行ルート:主人公が悪魔超人入りした後、各地に出現します。
補足
初登場時、フォーク・ザ・ジャイアントとハンゾウはシルエットで外見が決まっていたものの、ボーン・コールドは実物と大きく異なっていました。
アニメ版では尺の関係や規制などから、全員の過去が省略および改変されています。
関連項目
キン肉マンII世の登場人物
* キン肉万太郎