上下駅

上下駅について

上下駅（じょうげえき）は、広島県府中市上下町に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）の福塩線に属する駅です。この駅は、福塩線の中でも特に高い標高にあることが特徴であり、美しい自然環境に囲まれています。

歴史

上下駅は1935年11月15日に開設されました。当初は鉄道省福塩北線の終着駅としての役割を果たしていましたが、1938年には福塩南線が延伸され、途中駅として位置づけられるようになりました。これにより、路線網が広がり、利用客も増えていきました。

その後、1970年には貨物取扱が廃止され、1985年には荷物扱いも終了しました。1987年4月には国鉄が分割民営化され、西日本旅客鉄道に移行しました。現在も、上下駅は多くの利用者に支えられています。

駅の構造

上下駅は、相対式ホームが2面あり、2線が配置された地上駅です。駅舎は上りホーム側に位置し、両ホームは跨線橋でつながっています。この構造により、乗客は駅内で簡単に移動できる便利さがあります。また、列車の折り返しも可能ですが、現在のダイヤでは定期列車の折返しは行われていません。

駅は府中市が受託している三次駅管理の簡易委託駅であり、駅舎内には売店もあります。乗車券は窓口で購入でき、乗客の便宜が図られています。なお、以前は夜間に滞泊できる列車も設定されていました。

利用状況

上下駅の近年の1日平均乗車人員については、年々変動がありますが、駅周辺の交通機関や利便性により利用者が集まっています。地域の交通インフラの一環として、駅は重要な役割を果たしています。

駅周辺のバス路線

上下駅には「上下駅前」停留所が設置されており、複数の路線バスが発着しています。たとえば、以下のような路線が利用可能です：

• - 中国バス：府中上下線（道の駅びんご府中行）
• - 広島交通・中国バス：ピースライナー（広島バスセンター / 甲奴駅前行）
• - 庄原市地域生活バス：上下・総領線（田総の里西行 / 府中北市民病院行）

また、以前は神石高原町への路線も存在していたため、地域と都市を結ぶ重要な交通手段となっていました。

隣接駅

上下駅の隣には、福塩線の他の駅である備後矢野駅と甲奴駅があります。これにより、福塩線の利用客は多様なアクセス手段を楽しむことができます。

以上のように、上下駅は歴史的背景、便利な交通機関、地域との結びつきがあふれる駅です。これからも多くの人々に支持され続けることでしょう。

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