下新庄駅

下新庄駅 (HK-88)

下新庄駅は、大阪府大阪市東淀川区下新庄五丁目にある阪急電鉄千里線の駅です。駅番号はHK-88。

概要

東淀川区の北側に位置し、吹田市に近接しているため、吹田市南部の住民も多く利用しています。駅の最大の特徴は、現在進行中の連続立体交差事業に伴う高架化工事です。これにより、駅の構造や周辺環境が大きく変化することが期待されています。

歴史

下新庄駅は、1921年（大正10年）に北大阪電気鉄道の駅として開業しました。その後、路線の譲渡や会社合併を経て、現在の阪急電鉄千里線の駅となっています。駅名標に刻まれた歴史は、地域の変遷を物語っています。

1921年（大正10年）4月1日：北大阪電気鉄道の十三駅 - 豊津駅間開通と同時に開業。
1923年（大正12年）4月1日：路線譲渡により新京阪鉄道の駅となる。
1930年（昭和5年）9月15日：会社合併により京阪電気鉄道千里山線の駅となる。
1943年（昭和18年）10月1日：会社合併により京阪神急行電鉄の駅となる。
1967年（昭和42年）3月1日：千里山線が千里線に改称され、当駅もその所属となる。
2013年（平成25年）12月21日：駅番号導入。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。構造上は停留所に分類されます。ホームは地上にありますが、改札口は地下に設けられています。北千里方面ホームへは階段とエスカレーター、淡路方面ホームへは階段とエレベーターで連絡しています。バリアフリー対応として、車椅子やベビーカー利用者のために、駅員がスロープを利用したサポートを提供しています。トイレは、両ホームの北千里寄りに男女別と男女共用バリアフリートイレが設置されています。

2024年11月30日より、立体交差化事業の進捗に伴い、淡路方面ホームの乗降口が進行方向右側に変更されました。車内自動放送もこの変更に対応済みです。

のりば

駅構内にはのりば番号の表記はありませんが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線ナビ TOKKアプリ」の発車案内機能では、北千里方面が1号線、天下茶屋方面が2号線と表示されます。

利用状況

2023年（令和5年）度の通年平均乗降人員は7,334人です。阪急電鉄全線では75位であり、千里線の淡路駅以北では最も少ない利用者数となっています。

駅周辺

駅周辺には、東淀川下新庄四郵便局や東淀川郵便局などの公共施設のほか、延原倉庫やコリス本社といった企業の本社があります。また、東海道新幹線が近くを走っています。

バス路線

駅から西に5分ほど歩いた場所に「下新庄駅西口」停留所があり、大阪シティバスが運行しています。

* 11号系統：東淀川区役所前行き／新大阪駅東口行き

阪急京都線・千里線連続立体交差事業

阪急京都本線と千里線の連続立体交差事業は、淡路駅における平面交差の解消と、沿線の踏切除去を目的としています。この事業により、下新庄駅も高架化され、駅の位置も北千里駅寄りに約200メートル移設される予定です。新しい駅舎は3階建てで、2階が改札とコンコース、3階がホームとなる計画です。東海道新幹線との立体交差の関係で、ホームの高さは約25メートルにもなる見込みです。2008年（平成20年）9月から工事が開始され、2028年度末に高架切替が予定されています。

隣の駅

阪急電鉄

■千里線

淡路駅 (HK-63) - 下新庄駅 (HK-88) - 吹田駅 (HK-89)

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