中滑川駅

中滑川駅の概要

中滑川駅（なかなめりかわえき）は、富山県滑川市田中新町に位置する富山地方鉄道本線の駅で、駅番号はT17です。この駅は、地域の鉄道交通において重要な役割を果たしており、歴史も豊かです。

歴史

中滑川駅の歴史は古く、1914年2月18日に立山軽便鉄道の駅として開業しました。当初は「中滑川駅」という名称でしたが、1917年には立山鉄道と改称され、1921年には晒屋駅に改称されました。その後、1931年には富山電気鉄道に統合され、駅名も本滑川駅に変更されるなど、時代とともに変遷を続けました。1932年に再び中滑川駅に戻りますが、1943年の富山県交通統合により現在の富山地方鉄道株式会社が設立されました。

戦後の時代には、駅舎の改築が行われたり、利用状況の変化に対応した発展が続きました。1969年には新しいステーションビルが併設され、現在に至るまで駅の利便性を向上させています。2014年には現在の駅舎が完成し、存在感を増しました。

駅構造

中滑川駅は、島式ホーム1面2線を持つ地上駅で、駅舎とホームは構内踏切で繋がっています。かつてはさらに多くのホームを持つ構造でしたが、現在はシンプルな設計となっています。駅員は平日の早朝および深夜以外に配置されていますが、営業しない時間もあるため、訪れる際は注意が必要です。

テナント

駅舎は隣接するJAアルプスのビルと一体化した形となっており、かつては多くの商業施設が入居していました。2012年には、駅ビル内に数店舗の商業施設がありましたが、その後の変化によりテナント数は減少しました。特に、駅に隣接していたクレープ店は長年営業していましたが、2012年に移転し、最終的に2016年に閉店しました。

利用状況

2019年度のデータによると、中滑川駅の1日平均乗降人員は793人でした。この数値は駅の利用状況を示す指標となっており、地域住民や観光客による利用が続いていることを示しています。近年の乗降人員は一定のトレンドを持ち、地域経済に寄与しています。

駅周辺

駅のすぐ西側にはあいの風とやま鉄道線が走っており、駅周辺には行政機関や金融機関、学校などが集まっています。特に滑川市役所や滑川市立寺家小学校は、地元住民にとって重要な施設です。

また、駅前には富山地方鉄道バスの停留所があり、富山駅前行きや滑川駅前行きのバスが発着しています。地域のコミュニティ交通として「のる my car」のバスも走っており、便利な交通網が形成されています。

隣の駅

• - 富山地方鉄道本線

- アルペン特急（立山行きのみ運転）
- 上市駅 (T12) ← 中滑川駅 (T17) ← 電鉄魚津駅 (T23)
- 急行（上りのみ運転）・普通
- 西滑川駅 (T16) - 中滑川駅 (T17) - 滑川駅 (T18)

このように、中滑川駅は歴史的な背景を持ち、地域に密着した交通機関として利用され続けています。駅周辺の発展や、利用状況も含めて、市民の生活を支える重要なスポットとして位置づけられています。

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