中越高等学校

中越高等学校



中越高等学校は、新潟県長岡市新保町に所在する私立高等学校です。地元では「越高(えつこう)」や「中越」の略称で親しまれています。

概要



本校のルーツは、1905年(明治38年)に斎藤由松によって設立された私塾「斎藤女學館」に遡ります。以来、地域に根ざした教育機関として、多くの人材を輩出してきました。

部活動が非常に活発で、運動部を中心に全国大会への出場を果たしている部も少なくありません。特に野球部は、1956年(昭和31年)の創部以来、数々の輝かしい成績を収めています。1959年(昭和34年)秋の新潟大会で初優勝を飾ると、その後も県内上位の常連として名を馳せ、1978年(昭和53年)には夏の甲子園(第60回大会)に初出場。これは新潟県の私立高校としては春夏通じて初の甲子園出場という快挙でした。2015年(平成27年)度から2017年(平成29年)を除き、夏の甲子園に連続出場を果たし、2020年度の令和2年度新潟県高等学校夏季野球大会を含めると、夏は12回の優勝を数えます。

文化部も盛んで、吹奏楽部は2019年(令和元年)度に全日本高等学校吹奏楽大会in横浜にて県勢最多となる4年連続11回目の出場を果たしました。また、水泳部、陸上部、写真部、放送部なども全国大会の常連として知られています。

沿革



1905年12月 - 長岡市長町に女子師範学校入学の予備教育を行う私塾として斎藤女学館を設立
1921年 - 斎藤女學校と改称
1926年2月 - 甲種実業学校として設置認可
1928年11月 - 長岡高等家政女学校と改称
1944年3月 - 長岡女子商業学校と改称
1945年4月 - 長岡高等家政女学校の名称に復帰
1948年4月 - 学制改革に伴い長岡家政学園中学校・高等学校に改組
1956年4月 - 男女共学化し中越高等学校と改称、中学校を廃校
1959年12月 - 学校法人名を中越高等学校と改称
1971年3月 - 学校法人名を中越学園と改称
1984年9月 - 新校舎に移転
1993年4月 - 商業科の募集を停止
1994年4月 - 特別進学コースを設置
1994年8月 - 6回目の甲子園出場を果たし、甲子園初勝利、ベスト16に進出
1996年8月 - 7回目の甲子園出場
1997年7月 - 日本文理との初対決で準優勝
1998年4月 - 普通コースに国際情報系・福祉医療系を設置
2001年4月 - 学校週5日制、二期制(前・後期)を導入
2003年7月 - 夏の決勝で6年ぶり2度目の日本文理との対決を制し優勝
2003年8月 - 8回目の甲子園出場
2004年4月 - 普通コースを文系、福祉系、理系に再編
2004年10月 - 7.13新潟水害を教訓に携帯用Webサイトを新設、運用開始
2005年10月 - 学校創立百周年記念式典を挙行
2006年4月 - 現在の制服に改定
2009年7月 - 夏の決勝は6年ぶり3度目の日本文理との対決で準優勝
2010年4月 - キャリア教育を充実させ、自己探究・課題研究などを加えた新しいカリキュラムを開始
2015年7月 - 夏の決勝は6年ぶり4度目の日本文理との対決で優勝
2015年8月 - 12年ぶり9回目の甲子園出場
2016年8月 - 2年連続10回目の甲子園出場
2017年7月 - 夏の決勝は2年ぶり5度目の日本文理との対決で準優勝
2018年7月24日 - 県立新発田との対決で優勝、甲子園出場
2020年8月6日 - 令和2年度新潟県高等学校夏季野球大会にて、夏の決勝は3年ぶり6度目の日本文理との対決で優勝

部活動



運動部



陸上部
水泳
野球
バドミントン
男子バスケットボール
女子バスケットボール
テニス
男子バレーボール
女子バレーボール
ソフトテニス
卓球部
ソフトボール
サッカー
ハンドボール
柔道
剣道
チアリーディング部

文化部



美術
書道
吹奏楽
写真
演劇
英語
放送
茶道
生徒会執行部

著名な出身者



スポーツ



阿部拳斗(元プロ野球選手
今井雄太郎(元プロ野球選手
今井啓介(元プロ野球選手
諏訪部貴大(元社会人野球選手)
渡邉雄大プロ野球選手
川上拓斗(プロ野球審判員
徳永政夫(北九州市立大学硬式野球部監督)
佐藤公威(プロバスケットボール選手)
長谷川徳海(ビーチバレーボール選手)
河本耕平水泳選手)
加瀬加奈子(女子競輪選手・トライアスロン選手)

その他



ヒラサワンダ(作曲家
桑原 望(政治家)
SABE(漫画家
DJ松永(Creepy Nuts)・ターンテーブリスト・トラックメイカー
湯本泰隆(郷土史家)

教職員



鈴木春祥(中越高野球部の監督を長年務め、夏の甲子園に導いた)

交通アクセス



越後交通「中越高校前」バス停より徒歩すぐ
JR東日本
長岡駅より約1.5km(徒歩約20分)
* 長岡駅より約3.2km(徒歩約40分)

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