人形町駅

人形町駅 (Ningyocho Station)

人形町駅は、東京都中央区日本橋人形町に位置する、東京地下鉄（東京メトロ）と東京都交通局（都営地下鉄）の駅です。日比谷線（駅番号H 14）と浅草線（駅番号A 14）が乗り入れており、都心へのアクセス拠点として機能しています。

歴史

人形町駅は、1962年に日比谷線の駅として開業し、その年のうちに都営1号線（現・浅草線）の駅も開業しました。これにより、両路線の共同使用が開始されました。

1962年5月31日：日比谷線が開業。
1962年9月30日：都営1号線（現・浅草線）が開業。
1978年7月1日：都営1号線が浅草線に改称。
2004年4月1日：営団地下鉄民営化に伴い、日比谷線は東京メトロに継承。
2007年3月18日：ICカード「PASMO」の利用が可能に。
2017年4月1日：乗り換え専用改札の共用開始と構内通過サービス開始。
2018年3月17日：半蔵門線水天宮前駅との乗り換え業務を開始。
2019年3月9日：浅草線ホームで発車メロディの使用を開始。
2020年2月7日：日比谷線ホームで発車メロディの使用を開始。

駅名の由来は、所在地である「日本橋人形町」に由来します。人形町の地名の由来については、日本橋人形町の項目を参照してください。

駅構造

日比谷線は相対式ホーム2面2線を有し、浅草線は島式ホーム1面2線を有する地下駅です。日比谷線には、北千住方面への転線が可能な片渡り線があります。浅草線は開業当初、押上方面のみが開業した終着駅であり、日本橋側に留置線・引上線が設けられていました。現在では、東[[銀座駅]]まで延伸され、片渡り線に変更されています。

日比谷線と浅草線のホーム番号は通し番号で管理されており、乗り換えの際は一旦改札を出る必要があります。2017年4月には、日比谷線明治座・人形町交差点（東側）方面改札口に隣接して、都営浅草線への乗り換え専用改札が設置され、乗り換えが便利になりました。

出入口・改札口

A1 - A4出入口と日比谷線の各改札口は東京メトロが管理し、A5・A6出入口と都営浅草線の各改札口は東京都交通局が管理しています。券売機についても、管理会社によって購入できる乗車券の種類に制限があります。

地上と改札階を結ぶエレベーターは、東京メトロがA3出入口に、東京都交通局がA6出入口に設置しています。車椅子利用者などは、これらのエレベーターを利用することで、地上から各ホームへアクセスできます。浅草線のホームへは、A3またはA6出入口のエレベーターで改札階へ移動後、改札内にあるエレベーターを利用します。

A1・A2出入口および水天宮前交差点方面改札口は、日比谷線の乗客専用です。2017年4月からは、ICカード利用者に限り、浅草線と日比谷線の構内を通過できるサービスが開始されました。
A1出入口は、エスカレーター・エレベーター設置工事のため、2018年3月17日より閉鎖されています。

駅業務

浅草線の駅業務は、馬喰駅務管区の管轄で、東京都営交通協力会に委託されています。日比谷線の駅業務は、上野駅務管区茅場町地域の管轄です。

発車メロディ

全ホームで発車メロディが使用されています。浅草線ホームでは、2019年3月9日から都営地下鉄共通のメロディを使用しています。日比谷線ホームでは、2020年2月7日からスイッチ制作のメロディを使用しています。

利用状況

東京メトロにおける2023年度の1日平均乗降人員は65,602人です。東京メトロ全130駅の中では第59位です。半蔵門線との乗り換え人員を含めると、1日平均乗降人員は75,888人となります。
都営地下鉄における2023年度の1日平均乗降人員は51,427人です。

駅周辺

駅周辺には、中央区人形町区民館、中央区堀留児童公園、小網神社、甘酒横丁などがあります。また、東京メトロ半蔵門線水天宮前駅や都営地下鉄新宿線浜町駅も徒歩圏内にあります。

隣の駅

東京メトロ日比谷線：茅場町駅 (H 13) - 人形町駅 (H 14) - 小伝馬町駅 (H 15)
* 都営浅草線：日本橋駅 (A 13) - 人形町駅 (A 14) - 東日本橋駅 (A 15)

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