今八幡宮

今八幡宮（いまはちまんぐう）

今八幡宮は、山口県山口市に位置する神社で、地域の人々から「八幡さま」として親しまれている山口の総鎮守です。

祭神

今八幡宮では、以下の神々が祀られています。

応神天皇（おうじんてんのう）
仲哀天皇（ちゅうあいてんのう）
神功皇后（じんぐうこうごう）
玉依姫命（たまよりひめのみこと）
宇治皇子（うじのみこ）

歴史

創建年代は明確ではありませんが、鎌倉時代の弘安年間（1278年 - 1287年）には既に存在していたことが記録から確認できます。当初は宇治皇子を祀る「今八幡宮」として創建され、文明3年（1471年）には朝倉八幡宮（山口市）が合祀されました。その後、文亀3年（1503年）には大内義興によって社殿が造り替えられています。幕末には、社務所が八幡隊の屯所として使用されました。

社名

社名の「今」には「新しい」という意味が込められており、八幡神を祀る「新しい八幡宮」として「今八幡宮」と名付けられました。

社殿

本殿は三間社流造で、拝殿、楼門とともに室町時代中期（15世紀末頃）に建立されました。これらの建造物は、国の重要文化財に指定されています。

境内摂社

境内には、以下の摂社が鎮座しています。

八柱神社：今八幡宮の氏子のうち、八ケ町内にあった摂末社八社を合祀。
大歳神社（上天花）：天照大神、豊受大神、高皇産霊神、大歳神を祀る。
春日神社（八幡馬場）：天児屋根命、市杵島姫命を祀る。
荒高神社（荒高）：菅原道真公を祀る。
恵比寿神社（中市）：事代主神を祀る。
大歳神社（糸米）：天照大神、豊受大神、高皇産霊神、大歳神を祀る。
道祖神社（道祖町）：猿田彦神を祀る。
恵比寿神社(諸願小路)：事代主神を祀る。
杵築神社（天神通り）：大国主命を祀る。

祭事・年中行事

今八幡宮では、以下の祭事・年中行事が行われています。

春祭：4月15日
秋祭（例祭）：10月6日

文化財

重要文化財（国指定）

本殿
拝殿
楼門
鰐口：大内義隆が天文3年（1534年）に寄進したもので、面径85.8センチメートル、総厚30センチメートルと国内最大級の大きさを誇ります。

山口市指定有形文化財

祭礼名籍札：天文14年（1545年）8月26日のもの。

所在地

社殿：山口県山口市上宇野令828番地1
社務所：山口県山口市八幡馬場22番地

交通アクセス

鉄道：JR西日本山口線 上山口駅より徒歩約9分

周辺情報

聖サビエル記念公園
豊榮神社・野田神社
野田学園中学校・高等学校
八坂神社 (山口市)
山口県護国神社
山口市菜香亭
瑠璃光寺

外部リンク

今[[八幡宮]](http://www.imahachimangu.jp/)
* 山口市神社一覧 - 山口県神社庁

もう一度検索