六甲有料道路

六甲有料道路

六甲有料道路は、1967年に開通した全長7.8kmの有料道路です。兵庫県神戸市北区有野町から灘区高羽を結び、六甲山を南北に貫いています。神戸市道路公社が管理しており、その区間の大部分は「六甲山トンネル」が占めています。

概要

この道路は、兵庫県道95号灘三田線の一部であり、六甲山の南側（神戸市灘区）と北側（神戸市北区）を繋ぐ重要な役割を担っています。トンネルは2車線で、ほぼ直線状に六甲山を貫通しています。トンネルが山の中腹に位置しているため、南側の入口まではヘアピンカーブや急な坂道が続きます。

阪神高速32号新神戸トンネルに比べると通行料金が比較的安く設定されており、六甲北有料道路や阪神高速7号北神戸線を経由することで、中国自動車道や山陽自動車道へのアクセスも容易です。市街地を通過せずに神戸淡路鳴門自動車道などへのアクセスも可能であり、交通の便を大きく向上させています。

六甲有料道路は、北側料金所付近で裏六甲ドライブウェイ、南側トンネル出入口付近で表六甲ドライブウェイと接続しています。ただし、北側入口からトンネルに入った場合、南側出口での車線配置の関係で、山上方面の表六甲ドライブウェイに直接乗り入れることはできません。また、軽車両（自転車など）や歩行者は通行できません。

六甲山を南北に縦断する道路トンネルとしては他に、新神戸トンネル（新神戸と箕谷間）や西宮北道路（西宮市と同市船坂町間）があります。また、芦有ドライブウェイも芦屋市～神戸市北区有馬町間を六甲山頂上付近の下を抜けるトンネルがあります。六甲山を東西に結ぶ道路トンネル群には山麓バイパスがありますが、2018年4月1日に無料開放された西宮北道路を除き、他の道路は有料トンネルとなっています。

歴史

1967年（昭和42年）3月25日：供用開始。

別名

兵庫県道95号灘三田線
六甲山トンネル

料金所・通行料金

料金所はかつて南側入口と北側入口にそれぞれ存在していましたが、現在は北側入口に集約され、ETCの利用が可能です。通行料金は時間帯によって異なり、朝夕は210円、閑散時間帯は110円（いずれも普通車、2024年6月現在）です。

2002年（平成14年）6月1日に料金体系が見直され、朝夕のラッシュ時以外の料金が乗用車・軽自動車・二輪で半額となり、表・裏六甲ドライブウェイは無料化されました。

料金所の無い唐櫃 - 唐櫃南間の利用は無料で、同区間は交差点や沿道施設があるため、地図によっては一般道路として描画されていることもあります。

インターチェンジなど

（特筆すべきインターチェンジはありません）

脚注

（特筆すべき脚注はありません）

関連項目

六甲トンネル：山陽新幹線の鉄道用トンネル。
近畿地方の道路一覧
地域高規格道路一覧
日本の一般有料道路一覧

外部リンク

神戸市道路公社
* 六甲有料道路

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