北諸県郡

北諸県郡（きたもろかたぐん）

宮崎県に位置する北諸県郡は、県の中南部に位置し、現在は三股町のみで構成される郡です。2024年11月1日時点の推計人口は25,202人、面積は110.02平方キロメートル、人口密度は229人/平方キロメートルとなっています。

郡域の変遷

1884年（明治17年）に西諸県[[郡]]・東諸県[[郡]]が分割される以前の郡域は、現在の三股町に加えて、都城市を含む広大な範囲でした。この地域は、薩摩藩の支配下にありましたが、廃藩置県を経て、宮崎県に編入されました。

歴史

郡発足までの沿革

明治初年、現在の北諸県郡の範囲は薩摩藩領であり、都城郷、勝岡郷、山之口郷、高城郷、高崎郷、野尻郷の一部を含む41の村が存在しました。1871年（明治4年）の廃藩置県により鹿児島県の管轄となり、その後、美々津県と都城県に分割されましたが、1873年（明治6年）には宮崎県（第一次）の管轄となりました。その後、鹿児島県を経て、1879年（明治12年）に諸県郡として行政区画が発足し、郡役所が都城に設置されました。

郡発足以降の沿革

1883年（明治16年）に宮崎県（第二次）が発足し、諸県郡のうち同県に所属する区域をもって北諸県郡が発足しました。その後、西諸県[[郡]]、東諸県[[郡]]が分離し、北諸県郡は都城に郡役所を設置しました。1889年（明治22年）の町村制施行により、都城町、五十市村、中郷村、三股村、山之口村、高城村、沖水村、志和池村、庄内村、山田村、高崎村が誕生しました。その後、西岳村が分立し、1町11村となりました。1897年（明治30年）に郡制が施行されましたが、1923年（大正12年）に郡会が廃止され、1926年（大正15年）には郡役所も廃止されました。1924年（大正13年）には都城町が市制施行し、都城市として郡から離脱しました。その後、各村が町制を施行し、昭和30年代には合併が進みました。

平成の大合併

平成15年（2003年）に北諸県郡下の5町による任意合併協議会が設置されましたが、三股町が離脱し、都城市が加わった法定合併協議会が設立されました。2006年（平成18年）1月1日に、山之口町、高城町、山田町、高崎町が都城市と合併し、新たな都城市が発足。これにより、北諸県郡は三股町のみの構成となりました。

行政

歴代郡長

歴代の郡長については、詳細な情報が不足しています。

脚注

脚注については、情報が提供されていません。

参考文献

「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 45 宮崎県、角川書店、1986年9月1日。ISBN 4040014502。
旧高旧領取調帳データベース

関連項目

東諸県[[郡]]
西諸県[[郡]]
* 南諸県郡

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