名寄市立総合
病院は、
北海道名寄市に位置する市立
病院です。上川北部医療圏の地域センター
病院として、
名寄市はもとより、南宗谷、留萌北部、オホーツク北部、幌加内町北部といった広範囲な地域からの患者を受け入れる、
道北地方における重要な医療拠点としての役割を担っています。
沿革
1937年(
昭和12年)11月14日 - 名寄町立社会
病院として開設が許可されました。
1939年(
昭和14年)5月5日 - 名寄町立社会
病院附属看護婦講習所が設置されました。
1944年(
昭和19年)11月25日 - 火災により
病院の大部分が焼失するという困難に見舞われました。
1956年(
昭和31年)4月1日 - 市制施行に伴い、
名寄市立
病院と名称が変更されました。
1957年(
昭和32年)7月31日 - 総合
病院としての承認を受け、診療体制が拡充されました。
1961年(
昭和36年)12月20日 - 一般病棟の全面改築が行われ、医療環境が向上しました。
1974年(
昭和49年)3月20日 - 救急告示
病院の認定を受け、救急医療体制が強化されました。
1984年(
昭和59年)3月2日 - 上川北部地域保健医療圏の地域センター
病院に指定され、地域医療の中核としての役割が明確化されました。
1992年(平成4年) - 老朽化に伴い、建物全体の改築が行われました。
1995年(平成7年)3月31日 - 准看護婦養成所が廃止されました。
1996年(平成8年)4月 - 地域医療支援室運営事業を開始し、地域医療連携を強化しました。
1998年(平成10年) - 感染症病棟と人工透析棟が増設され、病床数も増加しました。
1997年
12月25日 -
災害拠点病院の指定を受け、災害医療体制が整備されました。
1999年(平成11年) - 一般病棟が増築され、更なる病床数の増加が図られました。
2003年(平成15年)4月1日 - 全科において院外処方せんが導入されました。
2008年(平成20年)7月30日 - 増改築された救急外来棟の利用が開始されました。
2008年(平成20年)10月1日 - 増築された集中治療室の利用が開始されました。
2009年(平成21年)4月 - 『
名寄市立
病院改革プラン』が策定され、
病院運営の効率化と質の向上が目指されました。
2012年(平成24年)7月1日 - 新生児集中治療室(NICU)とLDR室が稼働開始し、周産期医療体制が強化されました。
2014年(平成26年)5月1日 - 新館(
精神科病棟)がオープンし、
精神科医療の充実が図られました。
2015年(平成27年)8月1日 - 救命救急センターの指定を受け、救急医療体制が更に強化されました。
2015年(平成27年)12月 - ドクターカーの運用が開始され、救急医療の迅速化が図られました。
2017年(平成29年)4月 - 総合内科が開設され、幅広い内科疾患に対応できる体制が整えられました。
2018年(平成30年)4月 - 公営企業法が全部適用され、経営の効率化と透明性の向上が図られました。
診療科目
総合内科、循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、
糖尿病・代謝内科、小児科、外科、心臓血管外科、整形外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、皮膚科、心療内科・
精神科、麻酔科、救急科
部門
救命救急センター、医療情報管理室、こころのリハビリテーションセンター、医療安全管理部、地域医療連携室、薬剤部、医療技術部、看護部
日本医療機能評価機構認定
病院、NPO法人卒後臨床研修評価機構認定
病院、救急告示
病院、地方センター
病院(
道北第三次保健医療福祉圏)、地域センター
病院(へき地医療拠点
病院)、上川北部地区
災害拠点病院(地域災害医療センター)、地域周産期母子医療センター、第二種感染症指定
医療機関、SARS患者等受入
医療機関協力
病院、健康保険指定
病院、国民健康保険指定
病院、原爆被爆者医療法医療指定
病院、労災保険医療指定
病院、臓器提供施設、結核予防法医療指定
病院、精神保健法通院指定
病院、特定疾患治療研究事業指定
病院、小児慢性疾患医療指定
病院、未熟児養育医療指定
病院、
名寄市入院助産施設指定
病院、運動療法施設基準認可
病院(リハビリ・
精神科作業療法)、心神喪失者等医療観察法指定通院
医療機関、救命救急センター
教育関係
医師臨床研修指定
病院(基幹型)、医師臨床研修指定
病院(協力型:旭川医科大学
病院・
北海道大学
病院)、外国人医師臨床修練指定施設、総合内科医養成研修センター指定
病院、
名寄市立大学看護学科実習
病院、上川北部医師会附属准看護学院実習
病院、北都保健福祉専門学校実習
病院
学会関係
多数の学会から認定を受けており、専門医の育成にも力を入れています。
交通アクセス
JR
宗谷本線名寄駅より徒歩10分
関連人物
佐古和廣 - 名誉院長
脚注
名寄市立総合
病院公式サイト
関連項目
公立病院
市区町村立
病院
*
名寄市立大学