四所駅

四所駅の概要

四所駅（ししょえき）は、京都府舞鶴市上福井にあるWILLER TRAINS（京都丹後鉄道）宮津線の駅で、駅番号はM9です。この駅は「宮舞線」の愛称区間に含まれています。普通列車のみが停車する駅であり、愛称として「四所しだれ桜公園駅」が使用されています。

歴史

四所駅の歴史は1924年（大正13年）に遡ります。同年4月12日、国有鉄道舞鶴駅（現・西舞鶴駅）から宮津駅までの間に設置されました。その後、1961年（昭和36年）10月1日には貨物の取り扱いが廃止され、1970年（昭和45年）には荷物取り扱いも終了します。1987年（昭和62年）4月1日には国鉄が分割され、西日本旅客鉄道の駅に移行しました。1990年（平成2年）4月1日、宮津線が北近畿タンゴ鉄道に移管され、同社の駅となります。さらに1996年（平成8年）3月29日には現在の駅舎が完成し、2014年（平成26年）3月には「四所しだれ桜公園駅」という愛称が正式に設定されました。2015年（平成27年）4月1日にはWILLER TRAINSに移管され、現在の京都丹後鉄道宮舞線の駅となっています。

駅構造

四所駅は相対式ホームを2面、2線設けており、地上駅として列車の交換が可能です。駅舎は、かつてこのエリアにあった関所をイメージしたデザインとなっています。駅舎には公衆トイレや待合室があり、しかし無人駅であるため、自動券売機などは設置されていません。西舞鶴駅側から見ると、南から西へのカーブや豊岡方からの北へのカーブがあり、列車は速度制限を受けることがあります。通常、停車列車は上下異なるホームを使用しますが、通過列車との行き違い待ちの場合には駅舎反対側のホームを使用することもあります。互いのホームには豊岡側の踏切でアクセスできます。

2014年3月下旬には、ホームの駅名標がしだれ桜の写真を取り入れたデザインにリニューアルされましたが、WILLER TRAINSへの移管以降の対応については不明です。

利用状況

四所駅の1日の平均乗車人員は、地域の交通状況や時期によって異なりますが、日常的な利用が続いています。

駅周辺

四所駅は山間に位置しており、西舞鶴駅から続く町並みは、駅北東にある上福井地区で途切れています。駅の近くには国道175号が通っており、国道と駅を結ぶ狭い道路は京都府道567号です。宮舞線の列車は国道175号と立体交差した後、由良川の東側にある山に沿って東雲駅および丹後神崎駅へと向かいます。ちなみに、福井川は国道と駅の間を結ぶ道路（京都府道567号）の途中で交差する河川の名称です。

隣の駅

WILLER TRAINS（京都丹後鉄道）の宮舞線では、次の駅は以下の通りです。

• - 西舞鶴駅 (M8) - 四所駅 (M9) - 東雲駅 (M10)

快速列車（上りのみ運転）は四所駅を通過します。下りのみ運転の快速「丹後あおまつ」と普通列車が停車します。

まとめ

四所駅は美しい自然環境に囲まれた駅であり、地域の歴史や文化にも深く根ざしています。訪れる人々は、四所しだれ桜公園を楽しむことができ、駅周辺ののどかな風景も魅力の一部です。地元の人々や観光客にとって、心安らぐ場所となっています。

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