大杉駅

大杉駅（高知県大豊町）

大杉駅は、高知県長岡郡大豊町中村大王に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）土讃線の駅です。駅番号はD32。

歴史

駅名は、駅の南方にそびえ立つ、国の天然記念物「杉の大杉」にちなんで名付けられました。土讃線を走る特急「南風」の約半数と、「しまんと」の全列車が停車し、土佐嶺北地域からのアクセス拠点となっています。

かつては杉材を使用した趣のある駅舎でしたが、2004年に焼失。その後、地元の大豊町立大杉中学校の生徒たちが中心となり、駅舎再建プロジェクトが立ち上がりました。そして2005年3月12日、大豊町つどいの広場「とまレール大杉」として、地域住民の交流の場となる新たな駅舎が完成しました。

年表

1932年（昭和7年）12月20日：開業。
1982年（昭和57年）5月15日：車扱貨物の取扱を廃止。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化によりJR四国の駅となる。
1991年（平成3年）3月16日：土曜、日曜、祝日は駅員無配置となる。
年月日不明：窓口業務を業務委託化。
2004年（平成16年）
1月2日：駅舎焼失。
1月3日：プレハブ仮駅舎で営業。
12月1日：新駅舎起工。
2005年（平成17年）
3月12日：新駅舎落成。
4月1日：窓口業務を簡易委託化。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。ホームの有効長が短いため、編成の長い特急列車では一部のドアが閉じたままとなるドアカットが行われます。下り列車（高知方面行き）のみ、追い越しが可能な構造となっています。駅は簡易委託駅で、日中は駅舎内の係員が切符を販売しています。駅舎内は、南半分が売店、北半分が待合室として利用されています。

「わたしの旅スタンプ」が設置されています。

のりば

駅周辺

杉の大杉
高知自動車道 大豊IC
国道32号
国道439号
徳島県道・高知県道113号東祖谷山大杉停車場線 - ※大半の区間が国道439号との重複区間

バス路線

駅前には「大杉駅」停留所、国道32号沿いには「大杉駅前」停留所があり、以下の路線が発着します。

「大杉駅」停留所
嶺北観光自動車
田井〜本山〜大杉駅〜医大病院線
田井 / 医大病院
「大杉駅前」停留所
嶺北観光自動車
田井〜本山〜大杉駅〜医大病院線
田井 / 大杉駅、医大病院
ゆずバス（大豊町町民バス）
立川線
仁尾ケ内 / 大豊学園

備考

嶺北観光自動車
ICカード「ですか」非対応。
元日は全便運休。
医大病院行きは1日3往復のみ運行（※他はすべて「大杉駅」停留所を始終着とする）。
ゆずバス（大豊町町民バス）
平日のみ運行。
仁尾ケ内行きのうち1便（※夕方に運行する便）は立川成川止まりとして運行する。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■土讃線

特急「しまんと」停車駅

特急「南風」一部停車駅

■普通

土佐穴内駅 (D31) - 大杉駅 (D32) - 土佐北川駅 (D33)

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

大杉駅 時刻表 (PDF)
* 大杉駅舎再建プロジェクト - ウェイバックマシン - 大豊町立大杉中学校

もう一度検索