大部

部について



部(だいぶ)は、漢字部首を分類したうちの一つで、康熙字典の214部首においては第37位として位置づけられています。この部首は、漢字の形を通じて「きい」や「重要性」を示す役割を果たしています。一般的には3画の漢字として知られており、その95%が人と関連した意味を持つ漢字で構成されています。

部の成り立ち



」という字は、人の形を象っています。特に、正面から見た形としてデザインされており、その意味も「これがきい」のように解釈されています。一方で「人」という字は、側面から見た姿を模していることが興味深いところです。このように、部首ヒトやサイズに関する概念を持つ、漢字の意符を分類しています。

部に属する字は、同様の形を持ち、同じような意義を示す漢字から成り立っています。例えば、「器」、「戻」、「涙」、「臭」、「類」などの言葉には、本来「犬」を示唆する「」が含まれていますが、日本の新字体では「犬」の画の一部が省略されたため、「」という形になりました。

部首の名称



部にはさまざまな名称があります。日本では、「だい」や「だいがしら」、「だいかんむり」と呼ばれています。韓国では「큰대부」(クンデブ)と呼ばれ、「おおきな部」を意味します。英語や他の西洋言語では「Radical big」として知られています。

言語ごとの発音



  • - 日本語: 音:タイ(漢音)・ダイ(呉音)、訓:おおきい・おおいなる
  • - 中国語: ピンイン:dà、注音:ㄉㄚˋ、ウェード式:ta 4
  • - 朝鮮語: 訓音:클(keul、おおきい)・위대할(widaehal、偉な)(dae)

部に該当する漢字



部に含まれる代表的な漢字には以下のようなものがあります。

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  • - 𡚥

また、他にも関連する部首としては、(→一部)や(→爻部)があります。これらの漢字はすべて「部」に関連するものであり、サイズ感や重要性を表しています。このように、部は漢字の世界において非常に多様性のある部首であり、文化的にも深い意味を持っていると言えます。

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