小松亘弘

小松亘弘について

小松亘弘（こまつ のぶひろ）は、日本の音響監督として知られる人物であり、音響のプロフェッショナルとして長いキャリアを持っていました。元俳優でもあり、さらに舞台監督や音響効果スタッフとしても活動していた彼は、幅広いジャンルで力を発揮し、多くの作品にその名を刻んできました。生年は不明ですが、2017年に亡くなりました。

彼はテアトル・エコーに所属し、業界の中で自らの地位を築きました。音響監督として、数多くのテレビアニメや舞台に関わり、特にアニメ作品では多数の名作に参加しています。日本大学を中退したこともあり、その後のキャリアは彼自身の熱意と才能によって支えられました。

参加作品

小松亘弘は音響の分野での多様な活動により、多くの作品に貢献してきました。以下に、彼が音響監督や録音監督として関わった主な作品を年代順に示します。

• - 1970年: 『ばくはつ大将』
• - 1971年: 『動物村ものがたり』など
• - 1973年: 『ゴルゴ13』
• - 1975年: 『ドロロンえん魔くん』や『バビル2世』
• - 1976年: 『少年徳川家康』や『一休さん』
• - 1977年: 『超電磁ロボ コン・バトラーV』
• - 1979年: 『女王陛下のプティアンジェ』
• - 1980年: 『くじらのホセフィーナ』や『ふた子のモンチッチ』（録音）など
• - 1981年: 『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』や『Dr.スランプ アラレちゃん』
• - 1982年: 『Dr.スランプ アラレちゃん ペンギン村英雄伝説』
• - 1983年: 『アルプス物語 わたしのアンネット』や『ななこSOS』など
• - 1984年: 『亜空大作戦スラングル』
• - 1985年: 『民宿物語』や『牧場の少女カトリ』
• - 1986年: 『ドラゴンボール』。後に、この作品は彼の代表作の一つとなります。
• - 1987年: 『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』
• - 1988年: 『キテレツ大百科』
• - 1989年: 『戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマーV』
• - 1991年: 『ドラゴンボールZ』
• - 1992年: 『緊急発進セイバーキッズ』
• - 1996年: 『超電動ロボ 鉄人28号FX』
• - 2003年: 『ドラゴンボールGT』

これらの作品を通じて、小松はその才能を発揮し、アニメの音響制作に多大な影響を与えました。また彼は、録音においても精力的に活動し、作品のクオリティを高める手助けをしました。

舞台での活動

音響監督としての活動に加えて、小松亘弘は舞台制作にも力を注いでいました。1954年から始まり、彼は「山の民」に出演した後、1960年からは舞台監督としての評価を高めました。彼の手掛けた作品には、1960年代の「リリオム」、新ハムレット、夏の夜の夢などがあり、演出や監督する立場で多くの舞台に携わりました。特に、1977年の「夏の夜の夢」では、根本嘉也との共同名義で演出を行い、さらなる評価を得ています。

まとめ

小松亘弘は、音響監督および舞台制作の分野で長年にわたって活躍し、数多くの人に影響を与えました。彼が手掛けた数々の作品は、今なお多くのファンに愛されており、その功績は後世に語り継がれることでしょう。彼の情熱と努力は、音響という分野の発展に大きく寄与しました。

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