小渕駅

小渕駅（秋田内陸縦貫鉄道）

小渕駅は、秋田県北秋田市阿仁小渕字谷地に位置する、秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線の駅です。開業以来無人駅であり、ひっそりとした佇まいが特徴です。

歴史

1936年（昭和11年）9月25日：鉄道省（国鉄）阿仁合線の駅として、北秋田郡阿仁合町に開業。当初より無人駅として運営されています。
1968年（昭和43年）：駅前の雑貨商が国鉄当局の許可を得て、駅構内に庭園を造成。地域住民の手によって、駅の景観が彩られました。
1986年（昭和61年）11月1日：秋田内陸縦貫鉄道への転換。
2017年（平成29年）
2月17日：当駅 - 阿仁合間で発生した土砂災害の影響により、阿仁前田 - 阿仁合間が一時不通に。不通区間では代行バスが運行されました。
4月29日：阿仁前田 - 阿仁合間が復旧し、全線での運行が再開。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎はありませんが、待合所が設置されており、利用者を寒さや雨から守ります。特筆すべきは、敷地内に設けられた見事な庭園です。この庭園は、地元のボランティアの手によって丹精込めて造られ、四季折々の花々が駅を訪れる人々を楽しませています。無人駅でありながらも、温かいおもてなしの心が感じられる空間です。

利用状況

近隣住民や観光客が利用しています。特に、庭園を目当てに訪れる人も少なくありません。ローカル線の旅を楽しむ人々にとって、小渕駅は心安らぐスポットとなっています。

駅周辺

国道105号：駅のすぐそばを走り、車でのアクセスも容易です。
阿仁川：豊かな自然が残る阿仁川が近くを流れ、釣りや川遊びを楽しむことができます。

隣の駅

秋田内陸縦貫鉄道

■秋田内陸線
□快速（上りのみ）・■普通：前田南駅 - 小渕駅 - 阿仁合駅

小渕駅は、地域住民の愛情によって育まれた、温かみのある駅です。秋田内陸線を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

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