小田急山のホテル

小田急山のホテル

小田急山のホテル（おだきゅうやまのホテル）は、神奈川県の箱根町元箱根に構える、歴史あるリゾートホテルです。ここは小田急グループの一員で、自然に囲まれた優雅なひとときを提供しています。ホテルは、芦ノ湖の南側に位置し、全ての客室からは美しい湖の風景を楽しむことができます。

環境と庭園の魅力

ホテルがある敷地は、元々1911年に建設された岩崎小弥太の別邸跡であり、景観デザインはスイスの風景にインスパイアされています。敷地面積は約15万平方メートルに及び、広大な庭園が広がっています。ここには、岩崎が特にこだわりを持って育てたツツジやシャクナゲ、さらには旧向ヶ丘遊園から移植されたバラもあり、四季折々の花々が訪れる人々を楽しませています。

ホテルの歴史

小田急山のホテルは、時を経て様々な変遷を経験しています。以下にその歴史を振り返ります。

• - 1911年（明治44年）: 岩崎小弥太の別邸が木造で完成し、当時の面積は10万坪に達しました。
• - 1912年（明治45年）: 別邸が火災により焼失。
• - 1913年（大正2年）: ジョサイア・コンドルの設計で洋館が再建。面積160平方メートル。
• - 1923年（大正12年）: 関東大震災により崩壊。
• - 1924年（大正13年）: コンドル設計を基に木造の建物が再建。
• - 1943年（昭和17年）: 敷地の半分以上が成蹊学園に譲渡される。
• - 1947年（昭和22年）: 国際観光株式会社（のちの小田急リゾーツ）が設立。
• - 1948年（昭和23年）: ホテルが正式に開業。
• - 1955年（昭和30年）: 小田急グループ傘下になる。
• - 1978年（昭和53年）: 現在の建物に改築。

このように、小田急山のホテルは数々の歴史的な出来事を経て、今日に至るまで屋号を保ち続けています。

近代の発展

近年では、ホテルの内部もアップデートされ、リラクゼーション施設「スパ・モンターニュ・バイ・デイスパ」が登場し、さらなる魅力を加えました。客室の改装も行われ、より快適でモダンな宿泊体験を提供しています。また、御殿場駅や桃源台駅を経由する小田急箱根高速バスの直通運行が開始され、アクセスも便利になりました。

このように、進化を続けている小田急山のホテルは、名所の一つとして訪れるすべての人に夢のひとときを提供しています。最適なロケーション、豊かな歴史、そして繊細に手入れされたガーデンが、訪れる人々に心安らぐ時間を提供しています。

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