小田渕駅

小田渕駅について

小田渕駅（おだぶちえき）は、愛知県豊川市に位置する名古屋鉄道名古屋本線の駅で、駅番号はNH03です。周囲には市立桜町小学校や主要な道路があり、地域の交通の要所としての役割を果たしています。

構造と運行状況

駅は地上駅で、4両編成に対応した2面2線の相対式ホームを有し、駅舎は両ホームの豊橋寄りにあります。この駅は無人駅であり、駅集中管理システムが導入されています。これにより、駅の運営は国府駅に集中して管理されています。改札内には、異なるホーム間の移動用通路は設けられていません。

小田渕駅には、日中において1時間ごとに2本の普通列車が停車し、6本の優等列車が通過します。曜日や時間に関係なく、急行や特急などの優等列車は停車しないため、これらに乗る場合は他の駅での乗り換えが必要です。特に、平日朝になると、近隣の国府駅で準急に種別変更する列車が一便あることが特徴です。

また、当駅から名古屋方面へは、隣の国府駅で緩急接続を行いますが、豊橋方面へ向かうためには、伊奈駅で優等列車に乗り換える必要があり、利便性については課題があります。近年では、2021年5月のダイヤ改正で、土休日の終電が繰り下がり、夜中の運行が改善されました。これにより、名古屋方面からのアクセスが若干便利になりました。

歴史

小田渕駅は1934年に愛知電気鉄道の駅として開業し、1年後に名岐鉄道との合併により名古屋鉄道の駅となりました。以降、1967年には無人化され、2005年には自動改札と駅集中管理システムが導入されました。2011年にはICカード乗車券「manaca」の利用が開始され、2012年には古いトランパスの供用が終了しました。これらの改正により、駅の利便性は向上していますが、まだ改善の余地があると言えるでしょう。

利用状況と周辺環境

2023年度のデータによると、1日平均乗降人員は531人となっており、2013年度には416人であったことから、若干の増加が確認できます。しかし、名古屋本線の中では最も利用者が少ない駅の一つで、豊橋駅への直通運行がないため、利用者からは不便との声もあるようです。

駅周辺には、国道1号や県道496号線などの主要道路が通っており、地域の交通の要所としての役割を担っています。また、近隣には豊川市立桜町小学校など、地元の生活に密着した施設も存在します。

まとめ

小田渕駅は、愛知県豊川市の名古屋鉄道名古屋本線の一部として地域に根ざした駅です。交通の便は、一部改善されているものの、まだ多くの利用者にとっては不便を伴う部分も見受けられます。周辺の環境も良好で、地域の人々に利用され続ける駅です。

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