山下設計

株式会社山下設計について

株式会社山下設計（やましたせっけい）は、日本の有名な組織系建築設計事務所であり、1928年に創立されました。創設者は山下寿郎で、東京都中央区に本社を構えています。この事務所は、霞が関ビルディングやNHK放送センターなど、数々の重要な建築を設計しており、国内外の著名な建築家たちとの共同作業も行っています。

沿革

山下設計の歴史は長く、1928年に山下寿郎建築事務所としてスタートしました。1946年には東北支社を設立し、1948年には株式会社山下寿郎設計事務所に改組され、同年に大阪支社と札幌支社（現北海道支社）も開設されました。これに続いて、1956年の名古屋支社、1969年の福岡支社（現九州支社）と、順次支社を拡大しました。

1974年には現在の名称である株式会社山下設計に改称し、さらに1975年に株式会社山下テクノス、1997年には株式会社山下ピー・エム・コンサルタント（現山下PMC）を設立しました。多様なプロジェクトへの取り組みを経て、2014年にはヤンゴン事務所も開設しました。

主な作品

山下設計は、数多くの著名な建築物を手がけています。医療施設や文化施設、スポーツ施設など、さまざまな分野での実績があります。例えば、愛知医科大学病院、愛・地球博記念公園の地球市民交流センター、アクアドームくまもと、秋田県立近代美術館、さらにはNHK放送センターや霞が関ビルディングなどがその一例です。また、四国こどもとおとなの医療センターや福岡市立こども病院といった重要な医療施設も手掛けています。

海外の建築家とのコラボレーション

この事務所の特徴の一つは、リチャード・ロジャースやリカルド・ボフィルなど、海外の著名建築家との共同作業に積極的である点です。これにより、山下設計は国際的な視野を持った設計を実現し、革新的で独自性のある建築を生み出しています。

関連人物

山下設計には、多くの優れた建築家やデザイナーが関与しており、その中には創設者の山下寿郎をはじめ、野崎健三、井上雄治、柴田寛二などの著名な名前が挙げられます。彼らは、数々のプロジェクトにおいて創造性を発揮し、設計の質を高めてきました。

結論

株式会社山下設計は、その創立以来、数多くの名作を世に送り出し、現代日本の建築界に大きな影響を与え続けています。国内外の著名な建築物の設計を手掛ける姿勢と、高い技術力を持つことから、今後も建築界におけるリーダーシップを発揮し続けることでしょう。

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