峯村健司

峯村健司

峯村健司（みねむら けんじ、1974年8月21日 - ）は、日本のジャーナリスト、研究者。
朝日新聞編集委員として外交・米中関係を担当した後、青山学院大学客員教授、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員などを歴任。
日本防衛学会会員としても活動。

経歴

長野県出身。東京都立青山高等学校、青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。
1997年、朝日新聞社に入社し、大津支局、広島支局、大阪本社社会部などを経て、中国人民大学へ留学。
2007年からは中国総局北京特派員として中国共産党大会を取材。
2010年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。
2013年、ハーバード大学フェアバンク中国研究センター客員[[研究員]]としてエズラ・ヴォーゲルに師事。
その後、国際報道部機動特派員、アメリカ総局ワシントン特派員として、オバマ・トランプ両政権の外交政策や大統領選挙などを取材。
2020年4月、編集委員外交・米中関係担当。
2021年、「LINEの個人情報管理問題のスクープと関連報道」で日本新聞協会賞を受賞。
2022年4月、朝日新聞社を退職。
現在は、青山学院大学客員教授、北海道大学公共政策学研究センター上席研究員、一橋大学大学院非常勤講師、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」レギュラーコメンテーター、キヤノングローバル戦略研究所主任研究員として活動中。

来歴

ジャーナリストとしての活動は多岐にわたる。
和歌山毒物カレー事件では、被告の家族と長年にわたり交流。
2009年には金正恩の訪中スクープを報道するも、産経新聞から誤報と指摘される。
2012年には胡錦濤総書記の全面引退予定をスクープ。
2017年には習近平国家主席とトランプ米大統領の初の首脳会談をスクープ。
米国トランプ政権のインド太平洋戦略に関する内部文書を入手し、特報。
2021年にはLINEの個人情報管理問題をスクープ。

講演活動も積極的に行っており、中国の戦略、ウクライナ侵攻の台湾問題への影響など、幅広いテーマで講演。
自民党、国民民主党など、各党の勉強会にも参加し、安全保障に関する知見を提供。

人物

金正恩の兄である金正男と交流があった。

著書

単著

『十三億分の一の男――中国皇帝を巡る人類最大の権力闘争』（小学館、2015年）
加筆改題『宿命――習近平闘争秘史』（文藝春秋〈文春文庫〉、2018年）
『潜入中国――厳戒現場に迫った特派員の2000日』（朝日新聞出版〈朝日新書〉、2019年）

共著

『ウクライナ戦争と米中対立　帝国主義に逆襲される世界』（幻冬舎〈幻冬舎新書〉、2022年）
『習近平・独裁者の決断』（ビジネス社、2023年）
『中国「軍事強国」への夢』（文藝春秋〈文春新書〉、2023年）

その他

『China’s Influence in Japan: Everywhere Yet Nowhere in Particular』（CSIS 戦略国際問題研究所、2020年）インタビュー協力
『Battlegrounds: The Fight to Defend the Free World』H・R・マクマスター著（2020年）第二部「中国」のパートを監修

執筆

朝日新聞、AERA dot.、文藝春秋、文春オンライン、プレジデントオンライン、NewsPics、週刊ポスト、SAPIO、現代ビジネス、東洋経済オンライン、夕刊フジ、Voiceなどに寄稿。

インタビュー、コメント等

ウォール・ストリート・ジャーナル、フィナンシャル・タイムズなど。

番組出演

ひるおび（TBS）、報道1930 （BS-TBS）、日曜スクープ（BS朝日）、モーニングショー（テレビ朝日）、そこまで言って委員会NP（読売テレビ）、報道ランナー （関西テレビ）、飯田浩司のOK! Cozy up!（ニッポン放送）など多数。

外部リンク

峯村健司 (@kenji_minemura) - X（旧Twitter）
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* 峯村健司 - キヤノングローバル戦略研究所 研究者紹介

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