廿日市市役所前（平良）駅

廿日市市役所前（平良）駅

廿日市市役所前（平良）（はつかいちしやくしょまえ へら）駅は、広島県廿日市市新宮一丁目に位置する広島電鉄宮島線の駅です。駅番号はM33で、廿日市市役所や、はつかいち文化ホール「さくらぴあ」の最寄駅として利用されています。

歴史

当駅は1984年（昭和59年）に平良駅（へらえき）として、広電廿日市駅 - 宮内駅間に新設されました。開業当初は駅へのアクセスが不便でしたが、1997年（平成9年）の廿日市市役所新庁舎完成を機に、駅へのアクセス道路（ふれあい通り）の整備が計画されました。2000年（平成12年）度に道路整備が始まり、2006年（平成18年）6月1日に都市計画道路が全通。同日、駅名は廿日市市役所前（平良）駅に改称され、廿日市市の新たな拠点として生まれ変わりました。

駅の改修は、国土交通省の補助事業を活用して行われ、鉄道とバスの乗り継ぎがスムーズになるよう考慮されました。この整備をきっかけに、広電阿品駅でも同様の改修工事が実施されています。

年表

1984年（昭和59年）11月1日：平良駅として開業。
1997年（平成9年）12月：都市計画道路平良駅通線および駅前広場の整備事業を計画。
2000年（平成12年）度：都市計画道路の工事着手。
2004年（平成16年）度：駅前広場整備に並行して、駅および周辺施設の改修を実施。
2006年（平成18年）
1月28日：駅の移設工事が完了。
6月1日：都市計画道路が全線供用開始。駅名を廿日市市役所前（平良）駅に改称。
6月2日：駅前広場が完成、広電バスが乗り入れ開始。

駅構造

2面2線の地上駅で、ホームは互い違いに配置されています。上りホーム（広電西広島方面）と下りホーム（広電宮島口方面）は構内踏切で連絡。2006年の改修前は、ホーム間の移動に迂回が必要でした。

下りホームにはバス停留所が併設されており、電車とバスの乗り換えが容易です。駅はバリアフリー設計で、誰でも利用しやすくなっています。駅周辺には駐輪場や多機能トイレも整備されています。

利用状況

近年の1日平均乗降人員は以下の通りです。

[統計データは省略]

駅周辺

駅西側は住宅街、東側は再開発が進められています。駅前から伸びるふれあい通り沿いには、官公庁や文化施設が集約されています。市役所より南側の臨海部には工業施設が立地しています。

バス路線

駅前広場の整備により、広電バスと廿日市さくらバスが乗り入れています。

広電バス
1番乗り場
12号線：四季が丘線（ゆめタウン廿日市経由・宮内串戸駅）宮園・四季が丘（四季が丘北）行
13号線：佐伯線（宮内串戸駅）佐伯支所・津田方面
廿日市さくらバス
2番乗り場
阿品台ルート
宮内ルート
佐方ルート
原ルート

隣の駅

広島電鉄宮島線：広電廿日市駅 (M32) - 廿日市市役所前（平良）駅 (M33) - 宮内駅 (M34)

当駅と宮内駅の間には、広島電鉄唯一のトンネルである串戸トンネルがあります。

参考文献

広島電鉄『広島電鉄開業100年・創立70年史』2012年
廿日市市分権政策部広報統計課編『廿日市市統計書』各年版

外部リンク

廿日市市役所前（平良） | 電車情報：電停ガイド - 広島電鉄

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