愛媛県庁

愛媛県庁について

愛媛県庁は、地方公共団体である愛媛県の行政機関です。県民の生活に関わる様々な業務を行っており、県の政策決定や実施の中心的な役割を担っています。

歴史

愛媛県庁の歴史は、明治初期の廃藩置県にまで遡ります。

1871年: 廃藩置県により、松山県、今治県、西条県、小松県、宇和島県、大洲県、吉田県、新谷県が設置されました。その後、同年中に今治県、西条県、小松県が松山県に、大洲県、吉田県、新谷県が宇和島県に統合されました。
1872年: 松山県は石鉄県に、宇和島県は神山県にそれぞれ改称されました。
1873年2月20日: 石鉄県と神山県が統合され、現在の愛媛県が誕生しました。同年3月23日には、愛媛県庁が開庁しました。
1875年: 地租改正に着手し、税制の近代化に取り組みました。
1876年: 香川県が廃止され、愛媛県に編入されました。これにより、愛媛県の管轄区域が一時的に拡大しました。
1877年: 全国初の試みとして、第1回特設愛媛県会が開催されました。これは、地方自治の先駆けとなる出来事でした。
1878年: 郡制・町村制が施行され、地方行政の組織が整備されました。
1879年: 県会が開設され、県民の意見を政治に反映させるための仕組みが整えられました。
1888年: 愛媛県から香川県が分離し、再び香川県が設置されました。
1903年: 工業試験場が設置され、県内産業の発展が図られました。
1926年: 郡役所が廃止され、地方行政の簡素化が進められました。
1929年: 現在の愛媛県庁舎が落成し、県政の中心的な施設となりました。
1935年: 県立図書館が竣工し、県民の教育・文化振興に貢献しました。
1936年: 銅山川分水問題で愛媛・徳島県両知事が調印を行い、県境を跨ぐ水資源問題の解決に向けた動きがありました。
1947年: 初の公選知事として青木重臣氏が就任し、地方自治の新たな時代が始まりました。
1958年: 長年の課題であった銅山川分水問題が全面解決に至りました。
1966年: 県内で第17回全国植樹祭が開催され、昭和天皇、香淳皇后が県庁などに行幸啓されました。
1973年: 県政発足百年記念式典が開催され、道路公社、土地開発公社が開設されました。
1980年: 愛媛県自然海浜保全条例が制定され、自然保護への意識が高まりました。また、総合運動公園が開園し、県民のスポーツ振興に貢献しました。
1986年: 県民文化会館が開館し、文化・芸術活動の拠点となりました。
1988年: とべ動物園が開園し、県民に親しまれるレジャースポットとなりました。
1994年: 歴史文化博物館が開館し、愛媛県の歴史や文化を学ぶ場が提供されました。
1998年: 県立美術館が開館し、美術作品の展示や教育普及活動が行われるようになりました。

組織

愛媛県庁は、知事をトップとする組織で、複数の部局や委員会などによって構成されています。（詳細な組織図は、愛媛県庁ホームページをご確認ください）

脚注

参考文献：
内田九州男他『愛媛県の歴史』山川出版社〈県史38〉、2003年。
愛媛県庁ホームページ

関連項目

* 愛媛県議会

愛媛県庁は、県民の生活を支え、県全体の発展を目指す重要な役割を担っています。その活動は多岐にわたり、県民の福祉向上に貢献しています。

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