新井口駅

新井口駅の概要

新井口駅（しんいのくちえき）は、広島県広島市西区井口一丁目に所在する、西日本旅客鉄道（JR西日本）が運営する山陽本線の駅です。この駅の駅番号はJR-R05で、地域の交通機関として重要な役割を果たしています。隣接する広島電鉄宮島線の商工センター入口駅と駅舎が直結しており、利便性が高い設計となっています。

歴史

新井口駅は地域住民の要望に基づいて建設された請願駅であり、建設費の全額3億7000万円は地元が負担しました。1985年3月14日に開業し、当初は国鉄の駅として旅客営業のみを行っていました。1987年には国鉄の分割民営化によりJR西日本の駅となり、1988年からは「みどりの窓口」でのサービスも開始しました。

1998年に入ると、平日朝のラッシュ時に上りの快速列車が運転を開始しましたが、新井口駅はその際通過駅となりました。その後、2001年には快速「山陽シティライナー」が停車するようになり、2004年にはさらに「通勤ライナー」も停車を開始しました。

近年では、2007年にICOCA対応の自動改札機が設置され、2013年にはICカードのICOCAが利用可能となりました。また、2020年3月にはみどりの窓口が営業を終了し、券売機が強化されました。2021年には業務委託駅として新たに運営されています。

駅構造

新井口駅は地上に位置する相対式ホーム2面と2線を有し、8両編成に対応しています。駅舎は橋上に設けられており、分岐器や絶対信号機が設置されていないため、停留所としての扱いを受けています。特異な点として、カーブの途中に位置しているため、一部の列車が傾いたまま停車することがあります。また、ホームには車掌用の乗降監視モニタが設置されており、安全対策が施されています。

利用状況

新井口駅は広島市内の特定都区市を結ぶ重要な駅として、多くの利用者に親しまれています。駅周辺には広島電鉄の商工センター入口駅や、広島サンプラザ、広島中央卸売市場、さらにアルパークなどのショッピング施設もあり、生活利便性が高いエリアです。

駅周辺施設

周辺の重要施設としては、広島西警察署や草津病院、広島信用金庫の西部支店などがあり、利便性を支えています。国道2号や広島南道路と接続しているため、車でのアクセスも便利です。公共交通機関としては広島バスと広電バスの路線も運行しており、鈴が峰住宅方面やアルパーク方面へのアクセスも良好です。

バス路線

新井口駅には複数のバス路線が利用でき、鈴が峰住宅方面やアルパークなど多方向へのアクセスが可能です。これにより、乗客は目的地に合わせた最適な交通手段を選ぶことができます。

新井口駅は、広島市における交通の要所として、さらに発展し続けることでしょう。

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